盛岡は焼き肉の町でした。とにかく安い。京都よりも3割くらい安いんやないやろか。なんといっても30日の昼に食べたカルビランチ、140グラムのカルビに野菜、スープ、サラダにご飯が付いて、そのうえドリンクまで付いてたったの780円。これだけでもあたしがいかに幸せだったかわかろうと言うものです。
想像力が貧困なのでわんこそばも食べてしまいました。おばさんがほいほいと給仕してくれる人件費を考えれば2200円というのは妥当なところかも知れませんが、それにしても、そばばかりあのペースで食い続けるというのは無上の幸福感とは縁遠いものです(決して楽しくなかったわけではない)。あたしゃそろそろおなかも膨れてきたなと思いはじめてからその倍食べさせられました。もうきっと2度と食べることもないでしょう。食べ終わってからもう動けなくなって岩手公園の芝生(なんとここの公園は都会の真ん中なのに侵入可能な綺麗な芝生がある!でもよく考えてみたら芝生に入れるのが当たり前やけど)に寝っ転がって昼寝をしたのですが、こいつは無上の幸福でした。それにしても元々食べる(もてなす)という機能しか持たなかったものが今ではすっかり遊び(観光)の機能に乗っ取られてしまっているのだなあ。機能のすり変わりがあるというのは文化的であるという見方も出来るなあ。