トイ・ストーリー2
僕は物を捨てられない人で、今、引っ越しの準備をしている真っ最中なのですが、押し入れの中からガラクタがこれでもかこれでもかと出てきます。この映画はそんな僕の自己正当化の強力なツールです。思えば、僕の母などは、よくもまああんなに簡単にと思うくらいポンポンと物を捨てられる人で、子供の頃はよく大切な(と子供心に思う)物を捨てられては泣いてたものでした。日本には古来から八百万の神様がいて、だからきっと物にも魂が宿っているんだぞ。
実は第一作は未見なのですが、それでも十分楽しむことが出来ました。上映時間が短いというせいもあるのですけど。後半のウッディ救出作戦の危機また危機の連続のシーンは結構感動してしまいました。CGであることを途中からはすっかり忘れて熱中できました。こりゃあ、大ヒットもしますねえ。
でも、巷間言われているような大傑作かというと、それほどでもない。この作品について、CGだけがすごいのではないというようなことがしきりに語られているようですけど、そんなによくできた話でもないと思うなあ。少し、単調なんですね。
でも、捨てられたおもちゃの悲しみのシーンはとてもグッときた。失恋のメタファーと思えばわかりやすいですね。
御裁断は(最高☆5つ)
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