ワイルド・ワイルド・ウェスト
だるい。なんて間延びした展開だ。予告編では秘密兵器は一杯出てくるしウィルスミスの格闘シーンも出てくるから、てっきりブラックな味付けのアクション映画だと思っていたが、アホ連が騒ぎ廻るシーンが二時間寄せ集めてあるだけだった。
いろんなガジェットや登場人物達のストーリー上でのつながりがほとんど無いので、見ていて爽快感があまりありません。だんだん画面上のばか騒ぎに白けてくるんですね。セリフ中心のギャグは僕らにはよくわからないし。もう一つこの映画が不利な点は、黒人が南北戦争後のアメリカでヒーローであるということのうさん臭さが、いまいちピンと来ないところでしょうか。
僕はウィルスミスがどうしても生理的にいやなのです。かっこつけるし。今回の中で何がいやかっていうと、途中の絞首刑になりそうなところを弁舌でごまかすところ。才気のかけらもない。最低でしたな。本当のことを言えばケビンクラインに期待してたんですけど、今回は全然精彩がない。女装していたくらいだわ。見せ場というかケビンクラインらしさといえば。
御裁断は(最高☆5つ)
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