初恋のきた道
せ、せ、世界中が、は、走るチャンツィイーたんの味方なんだようっ!
と、あられもなく叫びだしそうになってしまう映画。あぶないあぶない。もう、わしはオトナだからいいが、年ごろの頃にこの映画を見せられたらついつい中国まで走って行ってしまいそうだ。全編チャンツィイーたんのアップ、アップ、アップ。これでもか!これでもか!これでもか!
ぜ、ぜ、全世界を敵に回したくはないから、この映画の悪口なんて、絶対に書けな、書けな、、、っていうか、年取った母はいいから、もっとチャンツィイーたんを出せ。おいら、うっかり開巻10分で「この婆さんうっとうしいなあ」なんて思ってしまいましたよ。その後、その祖母さんの若き日が実はチャンツィイーたんだった事を知ったあたしのバツの悪さったら。この映画は語り手である「私」が父の死を嘆き悲しむ母を前にして、両親の初恋を想うという構成になっています。三部構成になっていて、まず現在が描かれ、過去が描かれ、また現在が描かれるわけです。って、ことは?後半は、チャンツィイーたんがひっこんで、また婆さんだけが。最初5分くらいは、「ああ、あのチャンツィイーたんがこういってるんだから」と思えていたわけですが、すぐに続かなくなりまして、「婆さんうるさいよ」モードに。しかし、この映画は正しくチャンツィイーたんのアイドル映画になっていまして、最後の最後にお楽しみショットが。。サービス満点(って、そういうところを褒めるべき映画なんだろうか?)
いや、そうじゃなかった。チャンツィイーたんの初恋の人が、あんな、三ツ木清隆を縦に20%ほど引き伸ばしたような男でよかったのかぁ?これなら、別に、おいらが相手になってたって。。。ハッ。ひょっとしてそういう効果だったのか?じょ、じょ、女性はどう思っているんだ?
それにしても、長崎の映画館事情は劣悪の極みでして、ときおり訪れる静かなシーンになると、下の階から「メキシカン」のアホな音楽が響いてきて。感動しそこねたぜ、まったく。この設備の悪さはお金を取れるレベルじゃないですぜ。設備を整えないから客が入らないんだよ、まったく。
御裁断は(最高☆5つ)
最近見た映画へ
一覧へ