ブレイド2
当代アクションスター西の横綱ウェズリースナイプス(東の横綱は当然リーリンチェイ)の当たり役、半人半吸血鬼のデイウォーカー、ブレイドの続編。前作で当然死んでしまっていたと思っていたウィスラーが復活して、あげく吸血鬼と同盟を結んでと、前作の設定はどこ吹く風。相変わらずの鈴木雅之ルックスで決めまくる。
世間的な評判は結構高く、ほとんど無視されていた前作よりもずっと注目度が高い。でも、残念ながらあっしには前作の方が面白かった。今回は設定を紹介する必要がないので、見せ場のつるべ打ちで進んでいく(「ガメラ」と「ガメラ2」のような関係だと思ってもらえればよろし)のだが、やや単調である。前作では、陽光の下のシーンが効果的に入っていたものだが、今回はほとんど薄暗い中での展開(それでもアクションの内容がちゃんとわかるのはさすがだが)で、敵側との押したり引いたりもなく、一方的な(こういってはなんだが)害虫駆除の趣である(もちろん犠牲は出るんだが。ドニーイェン、もったいない)。悪役側の煮え切らなさも手伝って、かーっという熱い盛り上がりに欠けるというか。
いや、まあウェズリーちゃんのほれぼれとするアクションを見れればそれで満足なんだよ、私は。実際、かなり満足した。ただブレイドのチャンバラシーンを一目でそれとわかるCGで置き換えたのだけは、いただけないけど
それにしても、チェコロケである。吸血鬼の本場はやっぱり東欧でしょうっていうよりも製作費節約の為ですかね?エンドタイトルでスタッフの名前にアクセント記号やらがいっぱい出てきたのは流石。
御裁断は(最高☆5つ)
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