オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
今度は70年代である。ディスコである。54ならぬ69なのである(マイクマイヤーズも好きである)。ブラックエクスプロイテーションである。ローラースケートなのである。でも、なぜ、ドモアリガット?スティックスのあのアルバムは80年代じゃなかったっけ?
今回三作目で、「おバカやってる僕ってイケてるでしょ、イエーイ」っていうより、単なる本当のバカ映画になってきて、だいぶん見ていて心穏やかである。これなら、いかにお話が目茶苦茶でも、ギャグがくだらなくても、続編の事何も考えてない展開でも、あまり気にならない。もとから、そんなもんなんだから。それに、上映時間も短いし。本当は劇中劇の方が面白そうなんだが、まあ、それは言わぬが花。
それにしても、叶姉妹は慧眼である。自らの日本芸能界における位置づけと、かの役とを秤にかけて、きちりとオファーを断ったわけだ。ハリウッド映画に身も世もなく飛びつく事がなかったのは立派である。もし、受けていたら完全に日本での権威失墜であったろう。
御裁断は(最高☆5つ)
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