ジーパーズ・クリーパーズ
コッポラpresentsって言われて観に行くお客の層と、この映画を喜ぶ層ってのはだいぶん違うと思うんだけどなあ。これを嬉しがるのって、ファンタスティック映画のディープなマニアくらいじゃないの?それとも、師匠ロジャーコーマンになりたいのか?>コッポラ
人気の無い西部(だよな?)のハイウェイを飛ばすオンボロ車に乗った姉弟が怪しいシーンを目撃して、やじ馬的にその現場に忍び混んだらさあ大変。とんでもないものを観てしまいました。というのが前半。で、そのとんでもないことをしでかした犯人、というか何者かに追いかけられて逃げ惑うのが後半。前半は、人のいない田舎の怖ろしい雰囲気いっぱいで(「Uターン」か「ブレーキ・ダウン」かって感じもあり)観ててもう大変だった(いや、良い意味で)のだけど、後半はなんだそりゃあ?!の吃驚展開をするトンデモ映画。いきなり霊能者出てくるし。
前半の印象があるもので、ジェイソンやフレディのちょっと高尚なものだと思えたりもするるんだが、それにしても最後の落ちは何なんだ?実はただのおふざけ映画なのか?よーわからん。しかし、ジェイソンはシリーズを通じてゆっくり変質していったものだが、それを一本の映画で行ったら、やっぱりトンデモだろう。惨劇映画といえば映画についていろいろ蘊蓄たれるやつが出てくるものだ、とうっかり思っちゃっている(この映画にも少し影響があるが)かもしれない最近の人には新鮮なのだろうか?
それにしても、せっかくの前半なんだから、そのままシリアルキラー路線で行ったほうが良かったんじゃないの?っていうか、前半前半って他に書くことないのか?>わし
(だって、無いもの)
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御裁断は(最高☆5つ)
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