ラットレース
いやしかし、全くノーマークで何も前知識無しで見に行ったら、まさかジェリー・ザッカー久しぶりのコメディだったとは。ちょっと嬉しかった。
お話としては「キャノンボール」に「大逆転」のテイストを少しふりかけたような感じ(喩え方が20年ほど時代遅れだな>わし)。キャストは豪華で、いろいろ出てくるんだけど、ウーピー・ゴールドバーグはじめ期待通りというか型通りで、みなさん適当に流して演じてたに違いない。それにキャラクターがイマイチ立っていないので(特にセスグリーンは何か勘違いしている)、最初は「なんかもっさりした展開だなあ。ジェリーザッカーも感動系ばっか撮ってて焼きが回ったのかなあ」と思ってたわけだ。そんな中を救ったのがヘリコプターの姉ちゃん。彼女が突然キレ始めてからは、見ているこっちも振り切れて、良い意味であほらしいギャグを(決しておバカ系の「しょうもないことやってる俺っておしゃれ?」っていうんじゃないのが好感度大)素直に笑えるようになって。そうしたら後はギャグのつるべ打ちに見えるから不思議なもんだ。決してできが良い映画だとは思わないが、「フライングハイ」とか思い出して涙ぐむような人にお勧め。オープニングタイトルもちょっとかわいい
いや、それにしても驚いたのは、エンドタイトルが終わったら「インターネットラットレース」という画面が出てきて、クイズが出やがるの。なんでもインターネットでいくつかのサイトをクイズに答えて周り、最後に映画を見て出てくるクイズに答えたら抽選で賞金が当たるとか。「映画に対する愛のかけらも無い宣伝だなあ、どこよ配給会社」って思ってたらパチンコのアルゼが配給に協力していた。道理で。
御裁断は(最高☆5つ)
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