バイオハザード
これまであたしは何度となくテレビゲームの映画化作品に痛い目にあわされてきたものだ。で、今作は、その中でもかなり忌まわしい記憶に属する「モータル・コンバット」の監督が作った作品である。学習効果を備えた人間なら、普通、見に行こうとは思わないわなあ。
それなのに、わざわざ劇場に足を運んだのは、ひとえに予告編のミラ・ジョボビッチがミニスカートで蹴り入れるシーンがカッコよかったからなんだが、いやいや彼女はまさに野猿。アクションシーンが様になる事。それに、ずいぶんとサービスもいいし、眼福眼福。この人、作品選びのセンスがちょっと変わっているというか気取りがなくって、わたしのようなボンクラ映画ファンからにしたらありがたいんだが、当人の為を思えばもう少し選べばいいのにといいたくもなる。
お話は(って解説したくなるのは、私がゲームをやらないからで、多くの人にはお馴染みなのだろうが)、「ゾンビ」で「エイリアン2」である。それほど目新しいものでもない。ゲームの世界観なんて、そんなもんだなあ。なんでもいいんだが、ついさっきまで普通に暮らしてた人たちのはずなのに、どうして主人公たちを襲いに現れたときは、肉や骨が露になるほどズタボロになってるんだ?ゾンビ同士で食らいあうのか?
でもまあ、ゲームの映画化の中では面白かった部類だと思う。お話は一応一本筋が通っていたし、ダレるところもあまりなく、ジョボビッチちゃんは奮闘してるし。ゲーマーでなくてもついていける。
御裁断は(最高☆5つ)
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