X-メン2
今回の論功行賞をするならば、ミスティーク8割、マグニートー1割の、ナイトクローラー7分にして、ストーム3分ってとこか。前作の正義の側はほとんど活躍しなかったと言う。主役のはずのウルヴァリンなんて本筋のまわりをウロチョロするだけの存在に後退しちゃっている。今回の主役はストライカーだよなあ。
ジグソーパズルをすると、ピースがピタッとはまった時の気持ち良さってのがあるわけだが、いろんな特殊能力持った人たちがその能力を組み合わせてミッションを遂行していくお話にも、似たような気持ち良さがあるみたい。おお、そこでこいつの能力が!とか考えながら見ていると飽きない。
しかし、この映画のテーマであるところの、全ての人を受け入れて共存すると言うのは、私に言わせればどだい無理な話である。思うに、人には心地よいと感じられる集団の規模ってのがあって、ある程度までの人数までなら共存できるが、それ以上になると相手が誰であれ、排他的に振る舞ってしまうもんなんじゃなかろうか。私なんて、5人以上の集団の中にいるのはとても居心地が悪い。であるからして、全ての人との共存はあきらめて、閉じた小集団の中で暮らせばいいんじゃないかと思うのだけど、それって後ろ向きなんですかねえ。
御裁断は(最高☆5つ)
2003年に見た映画へ
一覧へ