ゴシカ
シックスセンス系の幽霊ものとサイコホラーとのちゃんぽん。ストーリーはモロB級映画で、それはもとからダークキャッスルの狙うところだというのはそうなのだけれど、でもB級映画には名の無い俳優でこそ醸し出せる雰囲気というのがあって、今作のようにアカデミー賞まで取った大物の俳優たちを使うと、雰囲気が真面目になりすぎてお話のチープさとのギャップを感じてしまうな。
演出も今一つ乗りきれないというか、冒頭少女を轢きそうになるシーンとか、部分的に面白いと思えるところはあるのだけど、全体を見ると余計なシーンが邪魔をしてうまく盛り上がれないような気がした。なんだか、見ている方は「ここは怖がりどころだあ」って思っているのにいつまでたっても怖いシーンが出てこない、というような歯がゆさがあるな。
ところでペネロペ・クルスを襲ってたのは結局誰なの?
御裁断は(最高☆5つ)
2004年に見た映画へ
一覧へ