キル・ビル Vol.2
長いのである。
こちらはVol.1から半年も待たされているのだからして、とっとと話を進めてくれという気持ちマンマン。しかも続編であり、予告編では刀の上に飛び乗る老師のシーンまであるわけだから、さぞや超絶アクションになろうかと思っていたのだが、見事に肩透かし。登場人物はくだくだくだくだ喋り続けるが、パルプ・フィクションの頃とは違い、ただダラダラしているだけに見える。自己模倣は劣化するのみ。
それから、この映画は母である事を選ぶ話なのだから、これをラブストーリーとして宣伝するのは、やはりカラスは白いと言い募るに等しい行為だと思う。確かに、ビルの立場から見れば通じない思いの話でもあるが、それはあくまでサブプロット。
ウマ・サーマンは運動神経が悪いんじゃないかという疑いを強めた香港映画シーン。一人で場をさらっていたデビッド・キャラダイン。目のないエルドライバーの今後やいかに、など単発では色々あるんだけど。。。
御裁断は(最高☆5つ)
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