ペイチェック 消された記憶
ヤバイ仕事をして、終われば記憶を消すことで安全を図るスゴ腕エンジニアのベン・アフレックが命を狙われる話なんだけど、なんだかお友達のマット・ジミーちゃん・デイモンの「ボーン・アイデンティティー」に似ていると思っていたらヨメサンにまで指摘された。
で、映画の中身も設定とはあんまり関係ないアクションサスペンスで、ディック原作だという事を忘れて、そういうものだと思って見ればそれなりに「ボーン・アイデンティティー」マイナス星半分くらいには面白かった。しかしラストの能天気さ度合いにはあっぱれと言うかなんというか。
見どころは20ある小道具をどう使って危機を切り抜けていくか、というその一点に尽きるわけだから、最初の方でもう少し小道具について丁寧に描写していても良かったような気がする。ところでウマ・サーマンが出ていて途中でアクションシーンもあるのだけど、ザ・ブライドとは思えぬ体の動きの重さと皺々の顔に心配になった。あと、どうしてベン・アフレックは口を閉めないんだ?
どうでもいいが、お約束だからハトが飛ぶんだけど、恥ずかしそうに1羽だけなのがおかしかった。MI2では盛大に飛んでいたのに、まさかジョン・ウー大師、映画の出来に応じて飛ばすハトの数を調整しているのではなかろうな。
御裁断は(最高☆5つ)
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