バイオハザードII アポカリプス
この映画の作り手はよくわかっている。一作目の魅力は、ミラ・ジョボビッチ!ジョボビッチ!ジョボビッチだったわけで、続編の今作はサービスアップ。のっけから戦闘衣装に身を包んで野猿のごとく撃つ走る叫ぶ。オトナの諸君のお楽しみ、胸チラシーンもチョトあるよ。
それだけじゃない。金髪が趣味じゃない人向けにもう一人短パン・タンクトップ・黒髪ショートカットのキャラまで出してもらって言うこと無し。二人で好きなだけ暴れ回ってください。他の登場人物がステロタイプな事なんて瑣末ジャンねー。しかしもう主人公側が強くなりすぎちゃって、食われて死にそうな気がしない。ほとんどゾンビ物とは言えなくなってきているな。
閉じた空間の中が舞台だった前作と比べて今作は舞台に空間的拡がりがあって大作感があって良い。そのせいもあるのか前作よりもテンションが上がっていて、最後まで弛れる事なく見る事が出来るし、物語の構造がシンプルだから見ていて混乱する事も無い。あ、でも最初の教会で襲ってくる舌の長い敏速な生き物は一体なんだったんでしょうか?それはともかく、監視社会が進むとこの映画のように、町の中で誰がどこにいるのか瞬時に把握できるようになるのかしらね。イヤだけど便利。便利だけどイヤ。
えーっと、きっと第3作も出来るのだろうけど、ひょっとして次は生き残った4人で会社に対するレジスタンスでも始めるのでしょうか?
御裁断は(最高☆5つ)
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