ファンタスティック・フォー 超能力ユニット
それにしてもすごい邦題である。売る気があるのか?配給会社は
とうてい大人の観賞に耐えられるとは思えない邦題であるが、案の定中身は精神年齢10歳くらいの映画であった。しかしながら、ここまで徹底して作られていると、それはそれで見ていて結構楽しめたりするから不思議である(ジェシカアルバのピッチリコスチュームもあるしね)。どれくらい精神年齢10歳かというと、下着姿のジェシカアルバがまいっちんぐマチコ先生してみたり、鼻血出してみたり、火の玉坊やは裸に下半身だけ隠して走り回ってみたり、シングがイスに座ると重さで壊れてすっころんでみたり、いやあっぱれあっぱれ。で、なんでこんなに精神年齢10歳なのかというと、それはもうゴム男のためである。インクレディブル夫人の場合は、アニメなわけで手足がいくら伸びようが、まあそんなものかと思えるのだけど、やっぱりそれを実写でやられるとそりゃあお笑いにしかならないわけで、ならば精神年齢10歳で徹底しようというのは、至極まっとうな戦略である。他に手が無い。ということで、この映画を見るなら、心に余裕があってバカバカシイ部分を全部笑って流せる精神状態の時がよろしい。
しかし、私は一度外国から帰ってきてみたら、同じ時刻の別便でヨアン・グリフィスが来日したらしく、到着ゲートで若い女性が鈴なりで到着を待っているところに出くわした。あそこにいた彼女たちは、今作のとろけるゴム男を見て何を思うのかしら。
御裁断は(最高☆5つ)
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