フライト・オブ・フェニックス
砂漠に落ちた飛行機の残がいから別の飛行機を作って脱出しよう、という。そんなのが飛ぶのかいなな、と思うが、この映画を見ていると本当にできそうな気持ちになってくるから不思議だ。ジェームズ・スチュアートの「飛べ!フェニックス」のリメイクと言うことで、古典的な雰囲気が、そんな夢のようなお話を信じたくなるような気持ちにさせてくれたのかもしれない。
主役にデニス・クエイド。オリジナルは見ていないが、汗臭いこの映画の話にはジェームズ・スチュアートより似合っているような気がするがどうか。そして飛行機製造を提案する謎の人物にジョバンニ・リビシ。私的には、このキャラクターの秘密をもっと早くに明らかにして、彼がなぜそんなことをするのかについてもっと掘り下げたり、本当に飛ぶのかどうかのサスペンスを盛り上げたほうが良かったように思う。今の状態だと、このキャラクターについては、伏線だけ張られて回収せぬままほっとかれた感じ。
しかし、どうでもいいが、前半早々に飛行機が墜落するのだけれど、この映画を見てしまったら、もう二度と空を飛びたくなくなるので剣呑剣呑。
御裁断は(最高☆5つ)
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