カンフー・ハッスル
かー。冒頭、麺屋のオヤジが棒もって飛びだした時には、あまりの美しさに涙があふれてきたよ。おいらもあと30年若ければ、どこぞの道場に入門して、、って暗闇の中で盛り上がったけど、その盛り上がりはあまり長いこと続かないのでありました。
というのは、チャウ・シンチーのパートと、豚小屋砦の住人対斧頭会との戦いパートとがずっと平行して描かれていて、主人公とアクションが絡まないのだ。こう、斧頭会の仕打ちを見せられてこちらがかーって熱くなってるのに、辛気臭いチャウ・シンチーとデブの話を見せられてショボんとする。この話は大家夫婦を主人公にするか、チャウ・シンチーが大家から修業を受ける必要があると思うんだが。そうしないから感情的な流れが作れないんで、後半の戦いが「ありえねー」だけに、ますますのめり込めなくなると言う。あと、妙に画面に風格があるのも「ありえねー」話と収まりが悪いような気がする。
御裁断は(最高☆5つ)
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