スカイ・キャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
ヒーローのことが好きなんだけど、素直になれないヒロインと、それをわかっていながら奔放に振る舞っちゃうヒロインのお話。まだ、女の子の手も握ったことの無いような子供がうっかり憧れちゃうような筋立てで、それはそれで悪い事無いんだけど、大人の客も引きつけるためには熱意が足りないと言うか、マニュアル通りにやってみただけですって言うか。まずくはないチェーン店でまずくはない食事をした後のような食い足り無さが残る映画。コミックの映画化らしいけど、もっとハチャメチャやっていいんじゃなかろうか。
えーっと、そもそも私にはアンジェリーナ・ジョリーが出てきた当たりから話がわからなくなっちゃって、敵であるところのマックスヘッドルームと化したローレンス・オリビエ(悲惨!)が何をやりたかったかイマイチわかってないんですけど?あのロボット達は何しに出てきたんだっけ?どうでもいいけど、アンジェリーナ・ジョリーはあの格好してるんだから、ナチスの女将校として悪巧みをバシバシやってくれないといかんでしょうが。ますますどうでもいいけど、ローレンス・オリビエだから腹が立たなかっただけなのかも知れなくって、ひょっとしてこれがピーター・セラーズだったら私も「大スターへの冒涜だ」とか怒ってたかもしれない。
意外とグィネス・パルトロウが可愛くって、オチも割と好きなタイプだったりするのだが、良く考えたらこの女優さんはコメディで真価を発揮する人なのであった。運動できない人なんでしょ?
御裁断は(最高☆5つ)
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