ホテル・ルワンダ
署名活動によって単館系から公開範囲が拡大するという展開から予想されるものとは少し違って、広い意味での娯楽性を備えた優れた作品(ドン・チードルだけじゃなく、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス、ジャン・レノまで出ている)。もちろん能天気なだけで中身のない作品ではなく、内容的には大変真面目である。「北北西に進路をとれ」と「キリング・フィールド」を足して二で割ったような。
しかし、前から不思議なのだが、農民の集団はときどき驚くほど残酷になる事があるように気がするが、一体どうしてだろう?ルワンダのケースにしても虐殺側のフツ族は農業従事者が主体でツチ族は牧畜業主体らしい。土地に縛られる暮らしが、対立が生じた時に互いに譲れない状態に陥りやすくさせるのだろうか?
御裁断は(最高☆5つ)
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