不都合な真実
ゴアの地球温暖化啓発講演+多少の彼の人となりについて。アメリカでは聞いた事はない人も多いという地球温暖化だけれども、日本にいて、それなりに世の中の事に関心がある人なら、ほとんどが知っているわけで、この映画の内容としては、特に目から鱗が落ちたとか言うことは無い。それより衝撃的だったのは、大統領になりかけたほどの人が、今はこんな地道な仕事を、本人でも徒労感を口にしたくなるような仕事をしていると言う事。言ってもせんない事だけれど、あの時の選挙でもしゴアが勝ってくれていたら、世界のありようはどのくらい変わっていただろうかとため息をつきたい気持ちにさせられる。
あと、自然科学の素養のある人が政治の世界にいることの重要性を強く感じさせられた。日本でも、そういう人がもっともっと増えてきてほしいと思う。今や政治も、動物の本能のままで行ってしまうと地球が持たなくなってしまうくらい人間の力は大きくなってしまっているのだからね。
御裁断は(最高☆5つ)
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