シッコ
なんとかなりませんか?このタイトル
それはともかく、我が家の場合、下の子の医療費は無料なのに対して、上の子はそうではない。ケチな話だけど、下の子が病気になったら気軽にお医者さんに行くけど、上の子の場合は「軽い風邪ならおとなしくしてれば治るよ。病院代ももったいないし」という判断をしがちである事を告白します。いや、医療費が無料ってのは偉大な事だと思うよ。そのためなら多少なり税金が高くっても構わないさね。
いや、自己負担が三割にもなる日本だけれど、高額医療の場合は助成があるので、彼の国のようにお金が無いから中指をあきらめましたって事にはそうそう陥らないで済むのである。そういう意味で、私たちはまだまだ幸せ。今のうちに、この作品を見て彼の国の健康保険会社の魔の手にうかうかと嵌まらないようにしましょう。っていうか、この作品を見ると、観光旅行だとしてもアメリカには足を踏み入れたくないという気になる。世の人はあんなにホイホイとハワイに行っていいのか?旅行保険って信じて大丈夫なのか?
それにしても、彼の国のように一度健康保険業界って物が成立してしまうと、今度は業界保護のために簡単に公的保険を導入できなくなってしまうのであるな。我々にも生活があるって、保険屋が言うわけだ。もしも私が為政者だったら、ほとほと困り果てるであろう。ニクソンも罪な事を。
ええっと、映画としては、今作は冷静だった分、華氏以上だったと思います。しかしながら、問題の根源がどこにあるのか?というところが切り込み不足だったので、ボウリングほどではない、という評価で。
御裁断は(最高☆5つ)
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