シューテム・アップ
これはまた最近絶滅危惧種的な、ハリウッド・スターが気軽に出てくるB級娯楽アホ映画。シン・シティとトゥモロー・ワールドを足して、ノーテンキ方向に直交変換かけた主人公に、クライブ・オーウェン。その敵役に、こんなキャラも演じられるんだ、のポール・ジアマッティ。母乳プレイの娼婦役にモニカ・ベルッチ様。いーや、ここは断固として「様」をつけさせてもらう。この人はツンと清ました役よりも、こういう、どこか緩んだ所のあるのが似合うですよ。
お飾りほどのお話と、手を替え品を替えのガンアクションシーンでサービスいっぱい。主人公は、自分の価値基準を持っている独立独歩でやり手な男。敵は憎々しいけどユーモラスでもあるやつ。巨乳。もうこれ以上一体何を望もうか。って、一段落前と同じ事を言っているな>オレ
そもそもこの映画が傑作だと確信したのは予告編のスカイダイビングでの撃ちあいシーン。ちょっと思い返して見て、スカイダイビングのアクションシーンがある映画って面白いものが多い。バビューンって飛んでいくところが痛快なんだろうねえ。今回は弾丸まき散らしながらバビューンだからね。このシーンの合成の質が悪くたって、そんなこたあどうでもいいんです。
御裁断は(最高☆5つ)
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