1995年7月から見た映画

ダイ・ハード3

つまらん。そもそも脚本が練れてなくて見せ場を詰め込んだだけやんけ。2作目にも劣る出来。いくら沈黙の戦艦とスピードがあったからといってなあ。画面は暗いし、すごく揺れるから前の方で見ると酔います（体験談）

御裁断は（最高☆5つ）

バットマン　フォーエバー

どうして今頃バットマンフォーエバーかというと昨日（9/13）ドライブインシアターで見たからです。ええと、テンションの高い映画ですね。説明過剰なシーンも少ないのでそこは好感が持てます。でも、いかんせんバットマンやから画面が暗いシーンの連続で、何が起こってるのかよくわからんシーンも多く、また、傾いている画面作りも多くて少々見づらいところがあります。画面が暗いのでトミー・リー・ジョーンズの演技もぱっとしません。これにはジム・キャリーのせいもあります（あの演技と体の動きはすごいよね。マスクみたいなSFXなんかいらんよね）。でも、全体としては良いです。空中ブランコのシーンは必見でやす。

御裁断は（最高☆5つ）

プレタポルテ

何か画面の暗い映画ばかり見ているような気がする。映画は基本的には天然光バリバリの方が見てて気持ちいい。まあ、初冬のパリでしかもドキュメンタリーっぽく短期間でとったんだろうから仕方ないか。いろんな人が出てるからそれを見てるだけでも飽きないかも知れないが、グランドホテル形式の例にもれず今回も大混乱。農耕民族には登場人物を覚えるだけでも大変。あのラストシーンは収拾がつかなくなった苦肉の策と見た。それにしてもファッション業界の人たちって本当にああいう生活をしているのだろうか。うらやましいような、うざったいような。マルチェロマストロヤンニはいいよ。

御裁断は（最高☆5つ）

ジャッジ・ドレッド

世の中見なきゃいけない映画なんて一年に1本あるかないかやけど、見ると楽しい映画は山ほどある。そんな一本やね。ほめてるんですよ。そんなとこかなあ。

御裁断は（最高☆5つ）

光る眼

ジョン・カーペンターという人の映画にはある系列があって、それは、自分と同じ形をしているのに中身は全く違う物がいるというテーマを扱う物です。これは人によったら都会人の孤独とかいうテーマであらわれてくる物かもしれませんが、この人はこのテーマを常に「恐怖」という感情で料理をするわけですね。例えば「遊星からの物体Ｘ」だとか、「ゼイリブ」とかがその系列。この映画も全くその構造そのままですわ。ここまで類似点を指摘しやすいと、微笑ましくなる。よっぽど好きなんやね。このテーマが。ところで、すごいキャストやったよ。主役はクリストファーリーブでしょ。牧師役にマークハミルでしょ。カースティアレイも出てたし。70年後半から80年にかけてのSF映画の同窓会みたい。ご丁寧にマイケルパレまで出てた。すぐ死んだけど。

御裁断は（最高☆5つ）

クリムゾン・タイド

今日は(11/7)映画の日で、上と一緒に見ました。よく映画評に書いてある「ものすごい緊迫感」というのを見るのに1時間30分待って、緊迫したのは20分くらい。ちょっと割に合わねえんじゃないの等と日頃使わぬ言葉使いが出てしまう。敗因はうるさいことやね。折角潜水館内の息苦しい舞台なんだから音楽を極力使わないで、静かに静かにドラマを進めればいいのに。出てる奴等怒鳴りまくってたしなあ。やっぱ、トニースコットはダメだわ。下品だし。デンゼルワシントンはええかっこしいやから嫌い。

御裁断は（最高☆5つ）

スピーシーズ-種の起源-

いやあ、期待通りの大愚作。お金の使いどころを間違っとるよ。ヘリコプター飛ばさなくてもいいし、化け物出さなくていいから、もう少し脚本とスタッフの打ち合わせに時間を使えば良かったのに。化け物なんてただのエイリアンもどきやし（ギーガーって実はぼんくらだったのね）あれなら、あの金髪の姉ちゃんをずっと暴れさせとけば見てる方も楽しかったのに。なんか脚本家も消化しきってないようなテーマがそこここに埋もれていて、そのテーマを監督が全く解していないためにすごいピントのぼけた映画ができあがりましたって感じ。それにしても人間側の間抜けなこと。対策チームに霊能者がいるねんで。そのうえ人類の危機が迫っているのにおきまりの（ほんとにお義理でやってるとしか思えない）恋愛はするし。こんな人間滅んじゃえばいいのに。あ、こう思わせるのが作り手の意図だったりして。そんなわけないか。ところで、「パラサイトイブ」を読んだときも思ったけど、ヌタヌタグチャグチャってやっぱり女性なのかねえ。

御裁断は（最高☆5つ）

クイック・アンド・デッド

そうねえ。絵作りはサムライミだねえ。相変わらず独特の緩急自在のカメラワークと遠近自在のアングルだねえ。しかし、こじんまりと固まった話しだから、馬鹿騒ぎにもならんし、盛り上がりに欠けるところはこの監督らしからぬところか。シャロンストーンって上手いのかな。出る作品出る作品でちゃんと役柄を演じ分けてるんだけど、なんか解釈間違ってるんちゃうんっていうことが多いように思う。ジーンハックマンは相変わらず。別にいいけどって感じ。でも、「どうせそこらの農夫の子供だろう」のシーンは不覚をとった。あーあ、男ってのは悲しいよね。俺だってああするよな。そう考えるとあの役はそれほどの悪人じゃないね。それから、星条旗はやっぱり「許されざる者」のパロディなんだろうか。ところで出た頃のサムライミってちょうど今のタランティーノみたいな扱い受けてたのに、ほめてた人どこいったんだろう。

御裁断は（最高☆5つ）

最近見た映画

このページは最近見た映画評いうことでやらしてもらってます。最近あんまり映画見に行く気力がなくってちょっとしかみてへんので、このページもちょっとだけ。昔みた映画の評はときどき横浜映画倶楽部に投稿してるからそっちもみたってや。