光る眼
ジョン・カーペンターという人の映画にはある系列があって、それは、自分と同じ形をしているのに中身は全く違う物がいるというテーマを扱う物です。これは人によったら都会人の孤独とかいうテーマであらわれてくる物かもしれませんが、この人はこのテーマを常に「恐怖」という感情で料理をするわけですね。例えば「遊星からの物体X」だとか、「ゼイリブ」とかがその系列。この映画も全くその構造そのままですわ。ここまで類似点を指摘しやすいと、微笑ましくなる。よっぽど好きなんやね。このテーマが。ところで、すごいキャストやったよ。主役はクリストファーリーブでしょ。牧師役にマークハミルでしょ。カースティアレイも出てたし。70年後半から80年にかけてのSF映画の同窓会みたい。ご丁寧にマイケルパレまで出てた。すぐ死んだけど。
御裁断は(最高☆5つ)
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