暗殺者
ああ、面白かった。リチャードドナーさん技術だけで作りきったって感じの映画(だから、誉めてるんだってば)。いや、それにしてもアクションのディテールがきっちり効いてて楽しめましたわ。脚本もよく練れてるしね。ディテールがしっかりしてるからシーンシーンにのめり込んでしまえて、で、ストーリーを大きく降られると見てる方はびっくりする。良くできてる。やっぱりこの映画ってタランティーノの影響が強くあるんだろうなあ。リチャードドナーならめざとく取り入れるぐらいするやろうしなあ。それにしても今ちょっと反省してるんだけど、ちゃんとタランティーノ見とかなきゃいかんな。どうも、分析が歯切れ悪い。
さて、ここで話は変わって反復について。歴史は繰り返すといいますが、日本人は輪廻転生が好きだから、例えば大林宜彦のように残酷なまでに反復する映画を平気で作ったりする。でも、西洋の人(アメリカかな?)は反復を打ち切る映画を作る。反復にとらわれた者は負けるのですね。でも、考えてみればこういう映画ができるって事は西洋の人だって反復性にとらわれてはいるのですね。逃げようとしているけれど。
それにしてもバンデラスを見るのにわざわざこの映画を選ぶ僕って一体、
御裁断は(最高☆5つ)
96年に見た映画へ
一覧へ