悪魔のような女
このページでは、映画の感想を書いているのだが、この手の映画はストーリーをしゃべれないから、感想も書きにくくて困る。ええと、12、3年前に見たあの映画(これもタイトルをいうと、ネタばらしになるからなあ。何のことか知りたかったらメールください)があるもんだから、どうしても本作は古風に見える。古風な映画というのは基本的に好感度大なのだが、少し刺激不足になる感もある。
これじゃあ何のことかさっぱりわからないなあ。しょうがないからあまり本筋から関係ない感想を書こう。こう、男と女っていうのはどうしてこの映画みたいに別れにくいんだろうなあ。端から見てると誰がどう考えても別れるしかないっていう関係でも、どうしてだか別れられないというケースがよくある。きっと、端から見ているだけではわからない何かがあるのだろうから、端から介入するのはおせっかいだよね。例えば、夫に暴力を振るわれても我慢する妻っていうのは、やっぱりそこに何か幸せを感じているのだという見方がある。この見方が真実を言い当てているかはわからないんだけど、でも、だからといって「妻は弱い立場で憶病だから逃げ出せないだけなのだから、周りは助けてやらなければいけないのだ(例えば、夫を殺すとか、、、おっといけない)」という見方には賛成できないな。だって、その人に失礼じゃない?そういう見方って。「君の考え方はあるべき姿から外れている。私たちが助けてあげよう」って、尊大な感じがする。
ところで、この映画はアンリクルーゾーの映画のリメイクなのだが、邦題が昔と同じなのはとてもよろしい。リメイクは原題のカタカナ書きなんて野暮なことだしね。
御裁断は(最高☆5つ)
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