ザ・ロック
ストーリーの必然性が弱いのは最初意外だった。設定は最高なんだけど、ダイハードみたいな緻密なアクション物語が展開するのではない。でも、この映画の魅力はそこにあるんじゃなかったんだな。三者三様の男の魅力の映画。また、かっこよく撮れてるんだ、三人とも。「自分はたった独りでも、心の中にある何かに全力を傾ける」これが男の美学でなくしてなんだろうか。自分の軸がぶれてる僕は、ちょっとだけ救われた。ところで、ダイハードでは男は1作目を評価し、女は2作目を評価する事が多いように思う(3は論外)。これはジョンマクレーンの孤立度合と相関するというのが僕の仮説だが、いかなもんでしょ?
脇役陣に一言、エドハリスの副官がかっこよかったなあ。ぎりぎりの瞬間まで迷う!でも、最後の選択の基準は、損得を越えて心の中にある!!しびれましたね。マイケルビーンも相変わらず役立たずを演じてたけど、こいつも男!
それにしても、最後にあんないいものが手に入るんだったら、死にかけた甲斐もあろうというもの。
御裁断は(最高☆5つ)
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