暴走特急
お馴染み十三のごんぶと親父スティーブンセガールの大暴れ映画。あたしゃ高校時分十三(ちなみに関西に詳しくないひとのために補足しますが、十三(じゅうそうと読む)というのは大阪市北部に位置する庶民的な歓楽街でセガールは昔そこで合気道の道場の師範だったそうな。で、出来た娘はいまやガメラの主役(ガメラ本体ではないよ。念のため)にまで成長したとさ。そんなわけで当人大阪弁べらべらやそうな)に通ってて、きっとあいつともすれ違ってたんだろうなあ。いやだなあ、あんな怖い親父と町ですれ違うのは。
ところで、この「沈黙の戦艦」の続編、どうしてこんなに出来るのが遅れたか、映画を見て謎が解けました(ちなみに「沈黙の要塞」という作品は日本側で勝手にシリーズの続編みたいにされてしまったが、本当は縁もゆかりもない作品。本作が正当な続編。原題もUNDER SIEGE 2やもんね)。なんせほとんど沈黙の戦艦と同じなんやもん。ストーリーの構造が似てるのはいいとして、小道具の使い方とか悪役のアクとかディテールもうりふたつ。さすがにこれだけ似てる続編を作るにはヒットした前作からしばらく間をおいて、観客に細かいことを忘れさす必要があるもんなあ。でも、待たせたかいがあって見てると楽しい楽しい。ああ、前と同じやと思っても楽しいもんは楽しいねん。スペースマウンテンなんかディズニーランドにいったら必ず乗ってまいますがな。それといっしょ。ところで、2つ気になる点が。どうしてセガールはアクションする前必ず口をへの時に曲げるのでしょう。それから姪御さん役の女優さん、安室奈美恵と何か係累があるのでしょうか。
御裁断は(最高☆5つ)
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