007 トゥモロー・ネバー・ダイ
前作でMがマダムになったと思っていたら、今度はマネーペニーまで若返ってしまった。あとは、おまえだけだぞ、Q!
このシリーズ完全に生き返りましたね。この手の長寿シリーズは、マンネリ化したストーリーにどのくらい奇抜なアイデアを詰め込めるかが勝負なわけですが、今作は合格点。なんといっても素敵なのは、いまだ堕落を知らぬ中国の女スパイ。きりっとした表情は007よりもずっとりりしく、かっこいい。しかも、セクシー。手錠につながれたまま、バイクに二人乗り。前になったり後ろになったりして追っ手の追跡をかわすアクションシーンのなまめかしさったら、これは必見です。
最近の007の悪役は少し小柄になってきてるな、これが現実化路線かなって思っていたら、今度の悪役のメディア王は見事にいかれていました。それに敵のステルス艦の中は、もろ昔懐かしスペクターの秘密基地の雰囲気です。やっぱり昔のフォーマットを使っていても、ちゃんと密度の濃い仕事ができるというとても良い例でした。
僕はお茶目なカウフマン博士が気に入りました。あそこでやられちゃうのはもったいなかったな。
御裁断は(最高☆5つ)
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