エアフォース・ワン
ハリソンフォードが主役で大統領って言うから、てっきりジャックライアン物の最新作の映画化かと思っていましたよ。実態は最近流行のありきたりの航空アクションでした。で、監督はウォルフガングペーターゼンだから、演出とかが重たくって、退屈でしたね。敵は弱いし、危機への陥り方や解決法が安易だったりして興醒めなシーンも散見されましたね。携帯のバッテリー切れだったり、何色のコードを切るかの決断のいい加減さとか、敵側のスリーパーが肝心なところで機能しなかったりだとか。
それにしても、大統領一人を守るためにいったい何人の人間が自ら犠牲になったことか。最初っから大統領が脱出していればよかったものを。そうしてまでも、アメリカ人にとって大統領とは大事なものなのでしょうかねえ。それは、ドイツ人監督がハリウッド映画を作ったことを考えても、この映画の一つのテーマなんでしょうね。
御裁断は(最高☆5つ)
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