恋愛小説家
最近、僕はこの手の映画にめっきり弱くなりました。悪意のない人たちが出てくる映画。ユーモアで味付けされて。もう、だだ泣き。
この映画お客さんが入っているようで、僕はとっても喜ばしいと思います。上品で、けれん味がなくって、でも、人生のエッセンスの部分をついている(もちろん、この映画のエッセンスとは、「ひねくれ者に見えるけど、ほんとはいいやつなんだよー」ってのじゃなくって、「若いときの恋とは、どういうものだったか」ってことですよ)。こういう作品は、後々まで記憶に残ります。
それにしても、僕も口の悪い皮肉屋のひねくれ者であるということについては、人後に落ちないつもりです。あ、でも、ジャックニコルソンほどには顔が怖くないから、マイナス一点かもしれません。ともかく、そのひねくれ者の僕としては、「なるほど、こういうひねくれ方もあったか!」と手を打つことしきりでした。なんといっても、「どうやったら、そんなに女の子の気持ちをうまくつかめるのですか?」に答えて曰く、「最低の男を想像すればいいのさ」ですからねえ。メモメモ。
それにしても、恋ってのはいいもんなんですよねえ。
御裁断は(最高☆5つ)
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