スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス
タイトルが長い。
見ましたよ。先々行オールナイトで。15年待ったかいがありました。確かに批評家連の言うように、映画としてこれを見れば、荒い部分は、いーっぱいありました。ジャージャービンクスとの出会いのシーンや、アナキンの血液を採集するくだり、編集になっていない状態でした。つながっていないんだもの。後、グンガンのシーンなんかはまるまる不必要だし、ポッドレースのシーンももっとコンパクトにできるだろうし、ダースモールにしても、あんなにかっこいいのにただ出てきてライトセーバー振り回すだけだし。簡単にもっと盛り上げられただろうとは思います。
しかし、やはりR2がはじめて登場したシーンには単純に感動しますし、そもそもエンドタイトルの最後の最後の5秒間。静かに静かに、皆が知っている将来を暗示させるあのサウンドエフェクト。やはり15年の歳月は重いものですなあ。スターウォーズを知っている人は絶対に明かりがつくまで席を立ってはいけません。
それに、単純に映像だけで圧倒されてしまいます。スターウォーズの本質は主人公達がいろいろな星を冒険して回ることですから、物語構造としては、これで全くオッケーですし、見たこともないような星の様子を見られるだけで十分といえば十分です。そういう意味で、この映画で一番本質的なシーンはナブーの海の中を巨大な水棲生物たちに追われながら旅するシーンでしょう。コルサントの描写はいまいちでしたね。あれじゃ、フィフスエレメントと変わらない。
ところで、予想通り、物語はエピソード4と6とさまざまなところで相似形でした。デススター攻略戦の原形がそこにありますし、クライマックスはそのまんまジェダイの復讐だし、クワイ=ゴン=ジンにしたってねえ。よく考えたらエピソード4と6も相似だったものね。
オビワン、もっと頑張れ。今回はクワイ=ゴン=ジンに食われっぱなしだったぞ。
御裁断は(最高☆5つ)
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