スキーだ!!

どうも、ここ一年くらい人生最大のスランプに陥っているようで、どよんとした日々である。スキーもなんだか覇気がないかしら。

??-??、志賀高原


そんなわけで、覇気がないんだ。この文章を書いているのは、2/21。このツアーが終わって既に一ヶ月以上がたっている。なんとなく、スキー日記書くのが億劫でさあ。今ごろになって記憶をたどりながら書いている。
今回メンツは高須先生と、今年から東大にお勤めのじょえユーイチローワカノ、ヨメサンと私で計四人。朝4時に出発して着いたのが10時だから、まずまずのペース。天気はすっきりしない。途中じょえと社会人の悲哀について語り合う。ところで、実は、正月いちびってヨメサン共々新しい板を買ってしまっていたのだ。だって、大阪の実家の近くに激安で有名なモリヤマスポーツができていたのだもの。それまで使っていたスキーは、いまだカービングが普及する前のもの。長い堅い重いと大変使いにくく、イージーターンと触れ込みのカービングスキーにいや増す期待なのだが、やっぱり滑った感覚は随分と違って戸惑う中田。初滑りということもあってダメダメな状態でジャイアントの麓まで行って、アルペンブルグでお昼。その後は、蓮池の方に行くも、途中の板外して歩くところでヨメサンがブーブー言うこと。で、適当に滑って帰ってきた。この日は結構滑ったぞ。
お宿ははじめて泊まるホテルむつみ。夜は、まあ、なんというか、人生いかに便通が大事かと言う話。ワカノ先生も大変だ。
翌日天気はあんまり良くない。前日ですっかりやる気を失って後ろ向きなことばかり言うヨメサンに悩まされながら、だましだまし滑る。目的地は奥志賀フェニックス。海鮮焼きそばを食べに行く。量が多いって警告しているにも関わらず、チャーハンもつけるじょえ。午後は高須先生のビデオで撮影会。あげく、夜は持参のPowerBookでモバイルビデオ編集。アップルの宣伝マンのようだ。ついでに夜はマージャンをする。ヨメサンを教育してルールを覚えさせたかいがあった。
最終日はよい天気。寺子屋に滑りに行く。ヨメサンは相変わらずへたれており、すぐに休憩モード。しかたがないのでじょえとカービングスキーの練習をするが、どうもこのときに腰を痛める。で、その後数週間まっすぐ立てないほどの腰痛に悩まされたのだった。これから爆弾抱えてスキーするのイヤだなあ。じょえは午後のバスに乗って東京に帰るので途中でお別れ。我々は午後から車で横手山へ。例によってキノコ雲を食って、それだけで帰ってきた。贅沢だ。で、帰ってきた。
翌日、車で長崎に戻ってきたのだが、腰痛で車の運転もおぼつかないわ、広島近辺では吹雪かれるわ、あげく途中で悪寒が走り始め熱が出るわと、非常につらい帰り道だった。長崎は遠くていやになっちゃう。

2/16-19、斑尾・野沢温泉

本年二度目のスキーのテーマは、ちんすこうはおいしいか否かであった。高須中田夫妻の固定メンツに、京都から森ぺ・谷垣・繁宮の6人。贅沢かまして前泊付き。土曜日の夕方まで高須先生がお家にいなくてはいけないということで、昼過ぎから高須邸にお邪魔して嬢と遊ぶ。最初は人見知りされるものの、甘いお菓子で手なずける。ふっ。ついつい遊び過ぎて出発が一時間遅れる。まだ、こちらは大久保辺りを走っているというのに、京都組はすでに関ヶ原。キーキー言ってすっ飛ばし、駒ヶ岳でなんとか追いつく。やっぱソースカツ丼食わなきゃ。
前泊は野尻湖レイクサイドホテル。コメントは避けておく。翌朝斑尾に。タングラムから侵入。天気予報は雨とのことだが、その気配はなし。斑尾はいまだ滑ったことのなかった大物スキー場であったが、快適中斜面の多いなかなかよいゲレンデであった。もう何度か来てもいいかもしれん。前回の反省に基づき、今回は極力腰に負担をかけずに滑ろうと思う。だって、初日に腰いわして後の日程滑れなかったら、悔やんでも悔やみきれない。だから、中斜面はありがたい。で、だいぶんカービングスキーにも慣れてきて快適至極。4時前まで滑ったよ。で、野沢に移動。宿は温泉大魔王定宿の桃源の湯さかきや。趣味の良い宿で、中庭でアヒルが飼われている。森ぺさんのおいしいお菓子リストには赤福とちんすこうが入っているらしい。異議を唱えておいた。あとはマージャンしたり、外湯巡りしたり。
翌日野沢で滑る。天気予報通り朝から雪。思えば森ぺさんとスキーに来たのは初めてで足前拝見なのだが、スキー人形様の滑走姿勢からは想像できぬ速さで滑っておられる。わたくしがカービングのまね事のようにして滑りおりて、振り向くとそこにいる。びっくり。で、まあ、豪快に転ばはる。ヨメサンいわく「転ぶのは怖くないのかもしれん」。この日は風があって、やまびこは最初リフトが止まっていたが、途中で運転開始。急いで上がると当然ながら新雪。最初の二本は久しぶりに浮遊間を味わえた。三本目からは荒れてきたので、お昼を食べにパスタ屋へ。相変わらずおいしい。午後は風を避けるため水無ゲレンデに向かうも、なぜかメインのリフトが止まっていて早々に退散。スカイラインを下る。ヨメサンが突然スピードに目覚め、ダイナミックに滑り降りていく。上手になった。さすがカービングスキー。で、下についたらもう4時前。ヨメサンと高須先生とゴーグルが曇った繁宮青年はここで脱落。そこつのかたまりヨメサンが野尻湖の宿に忘れたコートを取りに行く。迷惑かけてすまないねえ。一方、元気な三人はもう一回だけスカイラインに。上がると雲の中。あっしは、長年の経験で少々視界が悪くとも足裏の感覚で降りてこれるが、森ぺさんは突然目の前に雪の壁が現れてたいそう転んだそうだ。現れたのがパカッと開けた谷間じゃなくってよかった。夜はあいのりを見ながら、その楽しみ方について語りあう。僕は森ぺさんみたいにはなれないや。
この日はサービスデイで、一日券を買うと、翌日以降に使える一日券の引換券がもらえる。ということは、翌日は無料で滑れるってこった。やっほう。しかし、起きたらゴンドラが止まっていた。あげくヨメサンは遊び疲れで発熱。昨日視界が悪くてたいそうつらい思いをした繁宮青年はもう滑らんと言う。大魔王は当然「じゃあ温泉」だし。もう一回行くことを前向きに検討すると言う言質を大魔王から得て、泣く泣くこの日の滑走を断念。馬曲温泉へ向かう。ここで、木島平のゲレンデが拡大していることを知る。また、いつか行くぞ。脱衣場でおばあさんの優しい人柄に触れ、これが旅の情緒と思いながら小布施に移動。栗おこわ、絶品。おなじ田舎でもどうしてこんなに洗練の度合いが違うかと感じ入る。しかし、どうでもいいが、木島平の辺りからずっと晴れてたんだけど、ひょっとして滑っているべきだったか?うーむ、どうも最近すぐにへたる癖がついた。わし、もうスランプから立ち直れないかもしれん。
しかし、4日間の旅行で夫婦二人で16万円使った。滑走日数二日だから一日4万円。いくら何でも高すぎないか?長崎は遠くていやになっちゃう。

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