スキーだ!!

今年はラニーニャだそうで、雪が降るとか降らぬとか。どうなりますやら

12/8-10、ルスツ

いやはや、今年は初滑りから調子が悪くって。何が悪いかって、超豪華ルスツリゾートに野郎三人で行ってしまうという体たらく。おかげで三日間とも猛吹雪でした。やっぱ、石の上にも三年で、毎年おんなじ所に行っていたら、たまにはよくないコンディションの所にも当たりますわな。
今年は一週間前にやっと面子が固まって、大学生協に申し込みに行ったらば、航空券の団体割引のやり方が変わったとかで「ツアー申込は出発日の十日前には閉まっていてもうできないよーん」と言われたところからツキの落ちはじめ。あわてて、怪しげなツアー会社に申し込んで事無きを得たのですが、そういうことは早めに言っといてくれないとなあ。で、ゲレンデについてみたら、風は吹く雪は降る。初日はリフト二本しか動いていなくって。二日目は一応全部滑れたのですが、今度は晩飯が。営業しているレストランが少ないんですよ。まだ初滑りの時期で、客も少ないと見てホテルが手を抜いたようです。選択肢がほとんどありませんでした。ルスツだけは安心だと思っていたのに。やっぱり北海道は不況なんだなあ。トマムに続いて、あぶないのか?ルスツ?
三日目はもうゲレンデの圧雪まで無くって、新雪天国といえば、新雪天国なんですけど、初滑りのなまった体にはこたえました。途中で膝ががくがくして立ってるのもやっとの状態で滑ってたら、あぶないわな。でも、腰まで埋まる新雪というのは初めてでした。まあ、これはこれですね。
で、帰り空港からタクシーに乗ったのですが、運ちゃんが質の悪いやつで、スキー板を載せようとすると「こんなもん、載せられへんわ」とか「一人一台で載らんかいな」とか嫌みの言い放題。家に着いても一言も口をきかないので、こちらも頭に来てお金だけ置いてドアをバタンとしめて出てきたら、運ちゃん怒って出てきて「そのドアの閉め方はなんや!だいたい、こっちは載せてやってるんや、ありがとうの一つも言わんかい!」とのこと。おっさん、客商売ちゃうんかいな。だいたい、ちゃんと板は載ったし、おっさんこそ客におおきにの一つも言わんやないか。当然そこで言い合いになりますわな。なんとも後味悪うございました。まったくこの先の思いやられる初滑りだったとさ。

12/19-20、志賀高原

ラニーニャだって言ったじゃない。今年は10年ぶりの冬らしい冬だって言ったじゃない。だから、こんな時期から志賀高原に滑りに行こうって思ったんじゃない。でもね、気象庁ったら長期予報を変更して、高温傾向は一月まで続くとさ。てーなわけで、ろくすっぽ雪のない志賀高原でした。おそるべしスノーガンでゲレンデはちゃんと雪があったんですけど、それ以外は何も雪がない。焼額など悲惨な風景でした。
がははは、しかし、こんなこともあろうかと、このスキーツアーの面子は高須夫妻と谷口嬢、すなわち4人のうち2人が初心者で構成されていたのだぁ。先見の明先見の明。もともと、あんまり真面目に滑るつもりありませんでした。はぁ。
そういうお嬢さんスキーだったので、お怠けかまして、出発は前日の夜。深夜に長野のビジネスホテルで一泊してのアプローチでした。ところが高須先生ったらゼミの忘年会とかで、いつまで待っても現れず。やっと出発できたのは夜9時を回っていました。ガンガン飛ばしても長野に着いたのは1時半。さあ、寝ようと思ったらテレビで「荒野の決闘」をやってたもんで、「このヘンリーフォンダの長い足がいいんだ」なんて言いながら寝たのは三時半でした。翌朝七時起きなのだから、何のために前泊しているんだか。さて、志賀高原に登ってきたら天気は快晴、宿は和室+ベッド4つの変則的なもの、今シーズン始めて使った部屋なのか、虫の死体が落ちていたりして、「おいおい、ちゃんと掃除せえや」状態。ゲレンデは芋の子。女性陣につきあってボチボチ滑ってました。一ノ瀬ファミリーとタンネだけでした。夜はなかなか手の込んだ食事で、周りの宿より1000円高いのもむべなるかな。高須妻の超長風呂に驚く谷口嬢曰く「あたしも、あれくらい丁寧に洗ったらきれいになるかなあ」勘弁してくださいよ、もう。
翌日は一転大雪。一面の銀世界で、ダイヤモンドから焼額を滑りました。でも、寒いのなんのって。あんまり体も動かしていないし、ちょっと辛かったかしら。で、二時に上がって、凍えた体を暖めに帰りに蕨温泉に。県道から丸見えの露天風呂に入ってほっこり。道はガラガラで奈良に着いたのが10時半。谷口嬢を送って京都に戻ってきたのが1時半だったです。ああ、なんてお気楽ホゲホゲスキーだったことよ。

1/8-1/10、志賀高原

今年は年末年始と仕事でオーストラリアに行っていました。オーストラリアはダウンアンダー、今は夏です。灼熱42度の世界から、帰ってきて急転直下この冬一番の寒波に見舞われる志賀高原へ。気温-12度で、都合55度の温度差でした。もう、体ふらふらですわ。
日本中が大雪という中、面子の関係でほとんど一人で運転しなくてはならず、「行きたくないー」とダダをこねたんですが、誰にも相手にされずぶつぶついいながら夜中の12時に出発。面子は高須さん、鹿野さん、奈良女の学生山田嬢村田嬢、それから奈良女の事務の浦西嬢、そのお友達の北野嬢と性比がメスに偏るというハーレムスキーだったはずなのに、好事魔多し。案の定関ヶ原は梯団。長野南部はよかったんですけど、松本からはずっと雪。で、結局9時間かかりましたとさ。まあ、通り抜けた直後に小牧辺りが通行止めになったということを考えればラッキーだったんですけど。
で、早速吹雪の中滑りに。最初ファミリーにいたんですけど、すぐに焼額に移動してテレテレ滑ってました。昼からは雪も止んで、ときどきお日さまが姿を現す好条件。お嬢さんがたもそこそこ滑れたので、結局かなりたくさん滑ったものです。で、宿に帰って酒盛り。高須先生車ひっくり返し事件などで盛り上がりつつ、はっと気がついたときには部屋の明かりは真っ暗。もう、みんな寝てやんの。
翌日も大雪。今日のテーマはいつもの通り四川料理です。村田嬢山田嬢はなかなかのファイターで、サンバレーや丸池やジャイアントなどなど、急な斜面もずいぶんと滑りました。浦西嬢北野嬢も結局のところ、リフトが止まる直前まで滑るという、みんな好きだなあ。楽しいなあ。で、もちろん夜は酒盛り。はっと、気がついた気には(以下略) 三日目は滑るのやめて、朝から帰ってきました。途中小布施温泉に寄って、お昼ゆっくり食べて、お土産買って、タラタラ走って結局夜8時に京都に戻ってきました。ああ、それにしても、よく食ってよく飲んだものだった。

1/23-1/24、サンアルピナ

今回はやっと天気に恵まれました。金曜日の夜7時半に奈良を出発しました。メンツは12月志賀高原と同じ。ただし、今回はCRV号。今回は初心者でも楽々青木湖ツアーが主目的だったので、宿は白馬に。くるまやさんというお宿。生まれてはじめてメールで予約したんですけど、応対がていねいだったので、泊まる前から楽しみでした。12時に着く予定が30分ほど遅れてしまったんですけど、やはり快く迎えてくれて、しかも、まだお風呂も用意してくれていて、「ああ、やっぱいい民宿に泊まるのがいちばんな事だなあ」と思ったものです。
翌日は最高な天気。くるまやさんは五竜がメインのお宿のようで、我々が「いやー、さのさかに行くんですよー」なんて言っていると、「五竜なら割引券があるんですけど。。ちょっと待っててくださいね」なんて言いつつ、結局さのさかの割引券を持ってきてくれました。うれしいもんです。さて、この日はむちゃくちゃ暖かで、迷いつつも通常のウェアを脱ぎ捨て、フリースで滑るという暴挙に。軽快に滑れてとっても幸せだったんですが、3時過ぎて、日が谷間に差し込まなくなってからはもうダメ。寒くって寒くって。やっぱ、フリースの下が長そでTシャツ一枚は無茶でした。いや、それにしても天気がいいのは良いことで、みんな浮かれてしまって、ついついアホな写真を撮っているという。
晩ご飯がまた、ものすごい量で。しかも、素朴な手料理がおいしいです。とっても幸せ。これで前泊入れて1.5泊3食ついて10000円はやめられません。割とすいているし。
24日は午前中だけ滑って、大町温泉郷でとろけてグダグダになって帰ってきたですよ。

2/16-2/17、栂池・八方

井上さん高須さんと三羽ガラスで行くスキーもひょっとしたら、これが最後(毎年、そう言い続けてきているが、本当に今年が最後)で、懐かしの栂池に行きました。本当は安比に行きたかったんだけど、関西からだと馬鹿高くって、断念しました。しかもスケジュールの都合で滑ったのは2日間。
前日の夜から移動して例によって栂池で前泊。これに慣れちゃうと、早朝発はしんどいねえ。そもそも僕はずっと体調が優れなくって、一週間ほど毎日10時間以上寝ても、まだ眠いという状態でした。ゲレンデで倒れちゃうんじゃないかという心配もありましたが、まあ滑っている間はしんどいのも忘れるもので、午後過ぎて、例によって高須先生は「もう飽きた」とのこと。井上先生までが「そろそろ温泉に」と言い出したもので、僕は「やだ、滑る」って言って、一人でゴンドラに乗りましたとさ。どくせーんって思ってたのに中間駅で団体が乗り込んできて、「いやー、去年よりずっとうまくなったねー」「だって、先生、去年は初めてだったんですよー」と大騒ぎされて、渋面してしまいました。ところが、会話の内容を聞くともなく聞いていると、どうも大学関係者。?と思って、よく見てみると、なんと東大松本研(シロアリの研究室で僕や井上さんとは縁もゆかりもおおあり)の御一行。「なんで、こんなところに!」「それは、こっちが聞きたいところ!」で大騒ぎに。なんせ、広いゲレンデのこと、ゴンドラに乗り合わせなかったら絶対に気がつかなかったろうことを考えると、その奇跡の瞬間に立ち会えただけで、なんかとても自分が価値ある人になった気がするから不思議なもの。慌てて宿に帰って井上さんに御報告。「大変だっ!」
夜は当然飲み会。松本研のどひゃどひゃな雰囲気に飲まれ、「やっぱ研究室が明るいっていいなあ」と彼我の違いに、思うところ多かったですよ。うちの研究室ももっと、明るくなくっちゃね。なんせ、ゲレンデで撮ったビデオを見せてもらったらば、ショートスキーをはいた松本教授が奇声をあげてカメラに突進してくるシーンなんだもの。楽しかったったら。
翌日は八方に。この2日間はとってもいい天気で、しかも三月下旬の暖かさで、またフリースで滑っちゃいましたよ。でも、八方ではよくコブで転んで、濡れてしまいましたが。それにしてもこんなにすいている八方は初めてで。これまで、よい印象がなかったのですが、やっと八方をみなが讃めるわけがわかりました。ああ、スノボブームが一生続いて、むつごい若者どもが二度とスキー人口に参入してこなければ、幸せなのに。八方と野沢と志賀高原は一生ボーダー禁止なの。いいでしょ?これ?

3/25-26、志賀高原

てなこといってたら、志賀高原までボード解禁になっちゃって。野沢もついに陥落との噂。ああ、昭和は遠くなりにけり。
今回は月末に松本で学会があったので、ちょっと前から信州入りして春スキー。長野市は最高気温20度という超春スキー状態でした。暖かいスキーはとても楽しくていいんだけど、Tシャツでいても、ちょっと滑ると汗だくになるのだけはなんとかならんかなあ。面子は奈良女から高須、村田嬢、山田嬢。研究室から石田、鹿野、中島嬢、そして私。実は長い間の交通違反者生活ともあと一週間でお別れ。今回は極力運転を避けたいといっていたのに、交代要因の石田君、出発時までグデングデンに酔っていて、集合には一時間遅れるわ、酒臭いわで最悪。しかたなしに今回も行き帰りともに一人で運転しましたよ。幸い何もなかったからいいけど。
で、10時くらいについて、横手山に。いい天気だったさ。キノコ雲食って、渋峠は雪ざらざらで、しょうがないから適当に切り上げて帰ってきました。宿は久しぶりのスカイランド。平日リフト券二日分ついて二泊22000円だから、すごく安い。その秘訣は。。。言っちゃいけないのかなあ。
夜は酒盛り。例によって気を失うように寝てしまい。翌日は一の瀬からジャイアントまで。いやもう、天気も良くて気温急上昇。一滑りするごとにクタクタ。で、お昼はおいしいと評判のカムループスに。しかし評判倒れ。おいしくないし、店員の態度は悪いし。二度と行かない。で、夕方からは少し時雨れてきたので、早々に宿に御帰還。翌日も午前中滑ろうって言ってたんだけど、雨模様だったので、地獄谷に行って温泉猿を見て、松本に向かいましたとさ。やっぱ春スキーは幸せだわ。

さて、シーズン末恒例の総括なんですが、今年は一回行っても二日しか滑らない時が多くて、効率悪し。総滑走日数13日じゃあねえ。まあ、さいわい今年就職もできなかったわけで、来年も自由に滑れそうだからいいけど。しっかし、どこが普通の冬やってん!やっぱり暖冬やったやないか!前半は雪はないわ天気は悪いわでどうしようかと思っていましたが、後半幸せなスキーが続きましたね。で、晴天率は7/13=54%、ギャル率は、8/13=62%、まあ、よくも悪くもないってとこですか。さーて、来年はどうなりますかねえ。 元のページに戻りたいですかあ?