今日のスカパ

スカパに加入してから、劇場で見逃した映画でも1年遅れくらいで見れるようになった。そうしたらやっぱり面白い作品を結構見逃しているもんで、一言コメントしたり、心覚えを付けたくなって今に至る(★は星半個分)。
大いなる陰謀 ☆☆★
お前ら選挙行け、という話。年取って、益々意気軒高のレッドフォードなるね。お前ら選挙行け、って。テレビで観るにはアフガンパートは暗すぎて辛かった。(09/3/27)

サンシャイン2057 ☆☆
みんな古代エジプトから来たんですか?という話。人類の命運を賭けたミッションなんだから、一人のポカのせいで危機に瀕する可能性は潰しておくべきだ、と言われるに決まっている。それから、この作品のしゃっちょこばった雰囲気は、2001年症候群の一つと言えよう。(08/6/25)

DOA/デッド・オア・アライブ ☆☆☆☆★
サングラスにはストラップが必須です、という話。一部の好事家のためだけに作られた作品。極めてお客を選ぶわけだが、選ばれた方にはたまらない。ひたすら格闘シーンが続くのだけど、ちゃんと飽きさせない工夫が一つ一つにあるのよね。選ばれなかった人にはどうでもいいことだけどさ。(08/4/11)

最終絶叫計画4 ☆★
アンナ・ファリスも老けたなあ、という話。さすがの私も、もうそろそろこのへんで打ち止めにした方が良いかと思うようになった。(08/3/21)

笑う大天使(ミカエル) 
その胸の開いた制服はいいんですか?と言う話。ロケは2月だったそうで、いかな長崎とは言え寒かったろうに。菊地凛子が、全くそんな風に見えないお嬢様役で出てたんだけど、薄物を着ていて紳士的には目のやり場に困る状態になっていた。あれも寒かったからかしら?で、中身だけど、、、これをお金払って劇場で観た人に、心の底から同情するよ。(08/2/16)

呪い村436 ☆☆★
環境収容力に達した村、の話。436というのは村の人口の事で、この村は長きにわたってこの数を維持しているのである。さてその謎やいかに?と言う惹句から、最初の要約を思いついて、それを書きたいがためだけに最後までウトウトしながら見たと言う。設定は面白いので、それを効果的にする仕掛けがもっと巧妙だったらよかったね。(07/12/23)

硫黄島からの手紙 ☆☆
謙さんまたもや負け戦に挑む、という話。スカパのせいかは知らないが、セリフのレベルがメチャクチャで、かつ喋りが早口なので(どうせ日本語はわかるまいってことか?)、話が何なんだかさっぱりわからなかった。それはともかく、やっぱり私はイーストウッド監督が苦手だ。彼の映画には、絵を見る喜びがない。小説を書くのでなぜいかんのだ?(07/12/22)

地獄の変異 ☆☆☆
暗闇でドッキリ、と言う話。ビットレートの低いスカパだと暗いシーンの多い映画は辛いね。どうでもいいが、観る前は変なタイトルだと思っていたけど、実はクラシカルで良い邦題だと言う事がわかった。(07/11/24)

フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い ☆☆☆
マザコンを怒らせると怖い、という話。なんかこの作品の悪役は、倫理コードを逸脱するほどゲスだなあと思っていたら伏線だったと言う。(07/11/19)

アンダーワールド エヴォリューション ☆☆★
コウモリと狼は仲が悪い、という話。「ヴァン・ヘルシング」よりは遥かに魅力的なケイト・ベッキンセールだけど、、、ゴメンナサイ途中でウトウトしてしまいました。(07/5/26)

エリザベスタウン ☆☆★
遺灰をまいて自分を取り戻す話。。って、ジョディフォスターの映画でもそんなのありましたな。自己陶酔警報発令中。長電話のシーンを見て、キャメロンクロウは論理性と言うか因果性のことをこれっぽっちも重要だとしていないのかもと思った。(07/4/29)

いつか読書する日 
それって亡き妻の呪いとちゃうんか?という話。いやー、辛気臭かった。っていうか、この話であそこであんな展開が待っていちゃあ口あんぐり。ところであそこって西山ダム?(07/4/22)

イントゥ・ザ・サン 
セガールが関西弁しゃべれるちゅうのはホンマやったんや、という話。でも、ちょっと下手。さらにそのシーンになると突然音声レベルが下がって聞き取りにくくなる。再調整希望。本筋は、まあなんちゅうか、どうでもええですわ。栗山千明とか寺尾聰とか何のために出てきたのかわからないキャラ多数。(07/1/6)

キャンディマン ☆☆☆☆
あっちの水は甘いぞ、と言う話。堕ちた世界の甘美さが説かれるわけで、もう一から十までクライブ・バーカー節の物語。普通のスプラッタホラーだと思っていると見間違う。音楽とか聞くとこれが90年代の映画とはとても思えないが、逆にそれがクラシカルな雰囲気を作り出していてよい。 (06/9/1)

セルラー ☆☆☆☆★
なんとかと携帯電話は使いよう、という話。評判通りとっても面白かった。テンポよく展開して御都合主義を感じさせない脚本。どう転んでも悲しい話になりそうもない全体の雰囲気。細かいところまで張り巡らされた伏線。ウィリアム・H・メイシー。で、言うこと無し。 (06/8/9)

エクソシスト ビギニング ☆☆★
物理的な力に訴えるのは、悪魔ではなくモンスターのする事である、という話。でもまあこんなもんでしょ。今の映画である事を考え合わせると、レニー・ハーリンはよくぞ自分の趣味嗜好から離れて抑制的に仕上げたと言えない事もない。 (06/7/3)

最'狂'絶叫計画 ☆☆☆☆
車に轢かれる運命からは逃れられない、と言う話。決してサマラの呪いのせいではない。いやー、やっぱり私はザッカーが好きだ。登場人物がずっこける度にケラケラ笑ってしまう。あと、オリジナルが強力であれば、パロディーを見てもオリジナルのエモーションが出てくるの法則。いや「サイン」の事ね。 (06/5/6)

タイムライン ☆★
度し難い考古学者たち、の話。君たちゃあタイムパラドックスってのを聞いた事があるのかね?ああーん?というか、リチャード・ドナーも中世の戦争物がやりたかったんだったら、奇をてらわずに普通の作品にすれば良いのにねえ。なぜよりによってタイムトラベル?(06/4/9)

コラテラル ☆☆★
能書きは良いから行動しろ、という話。ジェイダ・ピンケット・スミスがタクシーに乗っている間は抜群にカッコよかったんだけど、、途中ウトウトしてしまいました。すみませんすみません。(06/3/5)

エクソシスト2 
イナゴに矮小化されたら形なしだなあ、という話。20年以上前にテレビで一度観た事があるのだけど、そのときは結構面白かった記憶がある。あの頃はまだ子供で、見るもの聞くもの全てが新鮮だったんだなきっと。(06/2/22)

エイリアン vs プレデター ☆☆★
外来種は持ち込んではいけません、という話。10分ごとに壁が動いたりするのって、CUBEのパクりか?そうなのか?(06/2/18)

キャットウーマン 
どうやっても研ナオコにしか見えない、という話。今日の時点で「キャットウーマン 研ナオコ」でググると558件も出てくるのである。マスクつけなきゃ全然似てないのに不思議だね。キャットウーマンのCGが、というか人間のアクション場面のCGって相変わらず不自然。(06/2/12)

砂と霧の家 ☆☆☆★
郵便物はちゃんと見ろ、という話。訳あり不動産には手を出すな、という話でもある。まあしかし、あの保安官補がいなけりゃここまでこじれなかったわけで、そういう意味でジェニファー・コネリー側もベン・キングズレー側のどちらにも感情移入できるわね。私はもちろんベン・キングズレー側。(06/1/21)

ヘルボーイ ☆☆☆★
デビルマンと炎の少女チャーリーの恋物語、の話。っていうか、最初っからセルマ・ブレアを押し立てて進めば最強なんじゃないでしょうか。それにしても、どうもアメコミの映画化ってのはストーリーの展開がいい加減になりがちだ。あとアクションをもちっと減らして登場人物の漫才の時間を増やした方が良かったかも(06/1/12)

バレットモンク ☆☆☆☆
人生何がどうなるかわからないから、パンの無いホットドッグでも満足すべし、という話。オープニングのアクションに時代遅れを感じて少々不安だったが、メインプロットに入ってからは、主人公二人に備わったチャームのおかげで、バディ・ムービーとしてそれなりに成立していると思う。あと、ちょっとしたセリフで、こちらを思いに耽らせるきっかけになるものがいくつかあって面白かった。(05/11/4)

トランスポーター ☆☆☆
ワルぶってるけど、ホントは正義の味方なの、という話。まあなんと言うかお話はグダグダなのだけど、だからといって不快なわけじゃない。劇場で観てないからの余裕か。それにしても、音楽の使い方には衝撃を受けた。いや、あまり良い意味ではない。後、私的にはもう少しカエルのお姫様の出番を増やして欲しかった。(05/11/2)

ショーン・オブ・ザ・デッド ☆☆☆☆
母親の影響を脱して一人前になる話。でも友達は捨てられないの、という。ゾンビは押しつぶされる恐怖だから、人口密度が高くなければなんてことないねえ、という話でもある。ゾンビ物としては、バタリアンやドーン・オブ・ザ・デッドなどの遥か高くを飛ぶ。英国風のユーモアでクスクス笑わせてもらったけど、後半笑いが減ったのがちょっとだけ残念。(05/10/23)

デイ・アフター・トゥモロー ☆☆
地球を襲う未曾有の自然災害を父親の息子救出劇として描く話。そんな話が本当に成立するのか?と思うでしょう?監督はローランド・エメリッヒですから。(05/10/3)

解夏 ☆☆☆
こうしてみると、長崎はキレイな街だねえ、という話。昔のウチの近くがたくさん映っていて懐かしかった。石田ゆり子は献身的なキャラなんだけど、なんかちょっと都合よすぎませんか?柄本明はよい。(05/8/16)

ブラディ・サンデー ☆☆☆☆★
血の日曜日の話。緊迫感あるドキュメンタリータッチでその日に何が起ったかを描き出す。最後、エンドタイトルが終わって画面が真っ暗になった後も響き続けるボノの声が印象的。傑作。(05/7/26)

キューティ・ブロンド ハッピーMAX 
こりゃひどい。世の中コネさえあればハッピーMAX!という話。最後にアメリカの素晴らしさを語ると言う、このあまりの自家撞着ぶりはどうだ。それはともかく、リース・ウィザースプーンの使うパソコンが、初代オレンジiBookからWindowsマシンに変わっていた。(05/5/22)

NARC ナーク ☆☆☆☆
薮蛇、という話。いや、レイ・リオッタ、という話といっても過言ではない(これってネタバレ?)。オープニングの追跡シーン、手持ちカメラでなのだけど、コマを落としている?ためかブレブレなのに人物の動きが良く見えるのが面白かった。(05/5/22)

ティアーズ・オブ・ザ・サン ☆☆☆
ミイラ取りがミイラになる話。というか、歴戦の勇士(ハゲ)も惑わすモニカ・ベルッチ嬢の色香、という話。この題材をこんなに娯楽性一杯に作って良いのかしら?と他人事ながら気になる。どうでもいいが外交はどうなったんだ?(05/5/5)

リーグ・オブ・レジェンド ☆☆
清原、江藤、ペタジーニで巨人の野球は面白くない、って話。やはり適材適所は大事かと。インド人と中国人を混同しているような気もするし。(05/3/6)

閉ざされた森 ☆☆☆☆
パナマの羅生門、の話。屋上屋を重ねてそして誰もいなくなったって事になったらどうしようかと思っていたが、最後は力技で納得させられた感あり。いや、面白かったんですよ。(05/3/5)

デス・トゥ・スムーチー ☆☆☆
権力がサイを堕落させる話。ダニー・デビートのシニカルさは少々空回り気味。というか、途中からこれはダニー・デビートの監督作品に違いないと思ったので、そのつもりで見ていたから多少なりと理解できたのであって、そうでなければ笑いどころが見つけられなくって困惑したまま終わっていたに違いない。(05/3/2)

トゥームレイダー2 ☆★
墓暴きの風上にも置けん女の話。というか、00のコードをもらった方がいいんじゃないでしょうか?ヤンデボンの作品なんてもう二度と見ないぞ。。なんて事書いた後に、IMDBで調べてみたら、私はヤンデボン監督作品を全て見ているのであった。確かに、もう二度と見れないかもしれない。(05/2/27)

放射能X ☆☆
巨大アリ、セミの声でなく、という話。いや、あの音はどう聞いてもセミだ。サスペンス調のオープニングは盛り上がったので、アリを早く出し過ぎなのが惜しまれる。(05/2/21)

シティ・オブ・ゴッド ☆☆☆☆
そのうち誰もいなくなる、という話。面白いんだけど、でも、作り手の芯の部分に真摯さのかけらもない事が透けて見える。だからピクリとも痛みを感じなくって、あまり気持ちの良いものではない。(05/1/23)

ミニミニ大作戦 ☆☆☆★
江戸の敵を長崎で討つ、という話、というと言い過ぎで、もうちょっとスケールは大きいかもしれない。前半30分はタイトな構成で身を乗り出したのだが、ドナルド・サザーランドが退場してからは緊迫感3割ほど減。(05/1/22)

リベリオン ☆☆☆
鉄砲も銃口向けなきゃただの筒、という話。ちょっと目から鱗が落ちた。ガン=カタってすごい。っていうか、それ以外の部分は付け足しなのね。(04/12/26)

ハルク ☆☆
パンツ伸び縮み、の話。敵が3ついるんだけど、どいつもこいつも頭が悪くって。コミック的という触れ込みのカット割もあれだけやられるとくどいなあ。どうせなら全編ニック・ノルティのハチャメチャさを貫いてくれればよかったのに。(04/12/18)

デアデビル ☆☆
適宜耳栓をしてください、という話。コリン・ファレルは面白いんだけど、ジェニファー・ガーナーの立場や如何に。全体にネジが緩んでいる感アリ。(04/10/6)

8 mile ☆☆☆★
オカンがアホやからラップができひん、という話。でも最後にはちゃんとやります。作りは至極まっとうな青春映画になっているのだけど、ラップバトルの肝がよくわからなくって、盛り上がり損ねた。ブリタニー・マーフィーはありゃ一体なんじゃ?(04/10/2)

アナライズ・ユー ☆☆☆
親の呪いを克服する話。ビリー・クリスタルもデ・ニーロも上手だなあと感心するが、それしか見るところが無いと言うのはどうかなあ。前作はそれなりに面白かったんだけど。あ、でも最後のNG集はよかった。(04/9/5)

ディアボロス/悪魔の扉 ☆☆☆
悪魔の手のひらの上で転がされる話。もう少し控えめに表現した方が上品ではないかと。キアヌって両手を上下に振って、つま先を使って全身も上下させるような動きをよくする。どうでもいいが、またシャーリーズ・セロンが脱いでいた。(04/8/15)

精霊流し ☆☆
繁殖にまつわるドロドロを長崎で克服する話。北鎌倉と言われても長崎の海はきれいだなあ、という。昔のウチの近くのお墓でもロケしていた。演出が奥ゆかしいのか登場人物達の行動に至る心の動きがよくわからない事が多かったんだが、そもそも私はそんなもののためにこの作品を見たのではないのであった。(04/8/15)

レッド・ドラゴン ☆☆★
レクターの存在があまり有効に機能していない話。ラストあんなふうにしたら、子供は救えても心に一生消せない傷が残りそうだ。しかし、レクターって結構ドンクサイ捕まりかたしてるのな。(04/7/25)

フレイルティー/妄執 ☆☆☆★
僕のパパはサイコキラー、という話。珍品。妙な語り口だなあと思っていたら、もっと変なところに落とし込まれた。ビルパクが監督なんだけど、こんな作品を作るような人だったとは。(04/7/24)

運命の女 ☆☆☆
美人閑居して不善を為す、という話。というか、不善を為すのは夫か。ダイアンレイン大ハッスル。でもダイアンレインが浮気する必然性が今一つ良くわからないので、なんか散漫な印象(04/6/20)

K-19 ☆☆☆
乗組員皆ヒーロー(含むハリソン君)、と言う話。この映画のモラルは「ブラックホーク・ダウン」と同じだ。放射能の何がイヤかって内側から蝕まれる気がするからじゃなかろうか(04/5/2)

EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ ☆☆★
なにがなんやらさっぱりわけがわからんちん、な話。いや、それなりに面白いんだけど。大林は若いときから大林だったのだということがわかる。わかってどうするんだ?(04/4/13)

完全犯罪クラブ ☆☆
人の振り見て我が振り直す、という話。サンドラ・ブロックはいつものオトコンナ。どうでもいいが、鑑賞日は死・死・死。(04/4/4)

乙女の祈り ☆☆☆★
あたしたちは、乙女よ。乙女は夢を見ているから邪魔な母親は撲殺よ、という話。怖い怖い。途中の等身大粘土人形の群れがオークに見えてならんかった。ケイト・ウィンスレットはデボラというよりデブラ。(04/3/20)

ゴースト・オブ・マーズ ☆☆☆
みんなでラリれば火星の人類は救われるんじゃないかしら、という話。世界が破滅するタイプのジョン・カーペンターの映画。クレア・デュバルを惜しげも無く首チョンパ。(04/2/7)

ザ・ワン ☆★
3/125に節約しました、と言う話。いや、125人いるはずの多重世界のリー・リンチェイのうち出てきたのは三人だったから。もうしっちゃかめっちゃか。デルロイ・リンドー@ガソリンスタンドのオヤジ、の使い方が渋かった。(03/12/31)

タイムマシン ☆★
死んだ恋人が忘れられんかったんと違うんかいっ!という話。エロイはもっともやしみたいなイメージなんだけどなあ。サイモン・ウェルズは何かやりたいことがあったみたいで、アイデアの痕跡が少し残っているが、なんせ完成前にダウンしてしまったもので、できあがったものはぐちゃぐちゃのぐちゃ。下の作品とタイトルが良く似ているのは偶然。(03/12/28)

タイムマイン ☆☆
前半は、のび太がサイボーグ009だったら何をするだろう?という話。後半は、、もうどうでもいいや。主人公が加速するのはいいとして、自分が運転する車まで加速しちゃいかんだろう、とか、分子加速で扉をすり抜けられるようになったんなら地面の支えも失うだろう、とか、そういうアラを見抜かれるのも、ジョナサン・フレイクスの演出がぬるいからだ。(03/12/22)

インソムニア ☆☆★
不眠症の映画なのに、見ているこっちが眠たくなってしまっちゃだめでしょう、という話。話じゃないか。サイコな犯人の罠で眠れなくなったアル・パチーノがどうやって眠るのか?というサスペンスだと思っていたが、そうではなかった。メメントの監督の次作だと期待すると、凡庸ぶりに肩透かしを食う(03/12/21)

スコーピオン・キング ☆☆★
ロック様になら奪われてもいいの、うふ、という話。スカパではこの次にハムナプトラ2を放映していて、続けて見た人は登ったはしごを外された気分になるんだろうなあって思った。(03/12/20)

サウンド・オブ・サイレンス ☆☆
患者よりも娘の方が大事だわなあ、という話。もっと緻密な心理サスペンスを予想していたのだが、肩透かし。マイケル・ダグラスだから仕方ないか。それにしても途中で出てこなくなったオリバー・プラットの立場や如何に?(03/12/9)

メン・イン・ブラック2 ☆☆
人(に限らないが)はあるべきところにあるべし、と言う話。まあ、しかし気持ちいいくらいに中身スカスカである。(03/12/7)

クルーレス ☆☆☆★
みんなその人なりに良いところがある事に気がつく話。思い出せば8年前、研究室にネットが引かれて、ウホウホ言いながら画像をダウンロードしていたんだが、アリシア・シルバーストーンはよく落としたもんだ。かわいかったなあ。で、その可愛かったころの出演作。たまらん。徹頭徹尾アホな女子高生の話で、こんな連中の物質生活を守るために彼の国は世界中に兵を送っているのかと思うと心穏やかではないのだけど、アホなりに善良な役だったので後味は悪くなかった(03/11/20)

スパイダー ☆☆★
エビで鯛を釣ろうとする人を操るも見破られる人の話。モーガン・フリーマンのスパイダー。「コレクター」の時とかわらず根拠も無く捜査を進めるモーガン・フリーマン。「コレクター」より少し面白い気がするが、アシュレイ・ジャドちゃんが出てないので差し引きゼロ(03/11/17)

es[エス] ☆☆☆★
社会的役割が人格を決める、という話。アリの集団からサボリ個体だけを取りだして部分集団を作ってもサボリ個体の比率は変わらないっていうのと似ているんだか似ていないんだか。どうでもいいが、77号の自業自得に見えちゃうところが弱点だ。あと77号の彼女も蛇足(03/11/10)

バブル・ボーイ ☆☆☆☆
青年が自己の殻を破る話。なんてストレートなメタファーだ。多量のプロットをコンパクトにまとめた手際は素晴らしいと言えよう。まあ何の気なしに見た映画がぶっ飛んでいた場合、評価は甘くなりがちなのだが、決してそれだけではないぞ(03/9/20)

女優霊 ☆☆★
三角な人間関係が悲劇を呼ぶ話。怖い怖いと聞いていたが、スカパの視聴環境の悪さのせいか(音が悪くてセリフを聞き取るのにかなり注意力が必要なんだよな)、あまり怖くなかった。劇場だったら怖かったかもしれない。一番怖かったのは無音の試写フィルム。ところで希望を言わせてもらえば、お化けの種をもう少し早くに明かしておいてほしかった。(03/8/31)

タイガーランド ☆☆☆☆
軍隊で人間としてあり続けるのは大変だ、という話。でも思うのだが、大変なのは軍隊だけじゃなくって、学校だって会社だってそう。こういう中で必要なのは、ある種の冷笑と絶望しない芯の強さだな。(03/8/30)

地球の静止する日 ☆☆
保険外交員はロクなもんじゃない、と言う話。この映画を観た後でニューヨーク大停電のニュースを見ると、まるでオーソンウェルズの宇宙戦争のようだ。地球の未来が小さな下宿屋の人間模様で決まると言う、スケーラブルな話というのは昔からあるんだねえ。どうでもいいが「地球が静止した日」だとうっかり思っていて、Googleで調べてみたんだが、うっかりさんは私だけじゃないようで、いくつかヒットがあった。(03/8/15)

ウォーターワールド ☆☆☆★
半魚人人類を救う、の話。いやー、エラですよエラ。とか言っているけど、世の評判ほどには悪くなかった。というか、スカパでだらだら見るには面白かった。デニスホッパーにも大ウケ。USJでの感想はあながちウソじゃない。大金がかかっているようだが、中身は完全なB級だし。エラですよ、エラ。それにしても、あの大規模なセットでのアクションが終わると、腰砕けになるのが惜しい。あそこはクライマックスに持って行くべきでしょう。しかし、それだとまんまマッドマックスかな?(03/8/11)

アラバマ物語 ☆☆☆
誰が駒鳥を殺したか?という話、では全然ない。グレゴリーペック主演で、アメリカ映画におけるベストヒーローに選ばれたということで見てみたが、正義の主人公と言う意味では、12人の怒れる男の陪審員8番の方がずっとヒーローっぽいのだが。まあ、こちらは人種差別絡みだから特別扱いなんだろうね。(03/8/10)

タイタニック ☆☆★
救命艇は人数分積みましょう、と言う話。鈍重な演出のメロドラマって言うのは、ニッチなものであまり客もつかなさそうに思うのだが、そうじゃないんだなあ。不思議だ。どうでもいいが、海の日にこの作品をやるってのは、スカパも気が利いてるつもりなのか洒落にならない洒落をやったのかどっちだ?(03/7/21)

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ ☆☆☆☆
一つと二つの間に横たわる深い溝の話。最後に溝は越えられるんだからよい話だ。ある意味でとても美しいロックミュージカル。歌もうまいし。だんだん美人に見えてくるから不思議だ。(03/7/8)

スウィート ノベンバー ☆☆★
オ・ト・ナ。のクリスマスキャロルの話。キアヌ・リーブスは本作をコメディと思って演じているという疑いが拭い去れない。あの手の動かし方とか、12のプレゼントとかギャグじゃん?どうでもいいが、劇場公開時「1998年、シティ・オブ・エンジェル、1999年、ノッティングヒルの恋人、2000年、オータム・イン・ニューヨーク、そして2001年は、、」って惹句で宣伝していて「おいおい、そのコピーはちょっと知ってる映画ファンを萎えさせるに十分だぞ」と思っていたもんだ。打率3割3分じゃ、松井よりましな程度でしょ。で、結局打率は2割5分に。新庄か。(03/6/15)

エボリューション 
進化の階梯は実在する!という話。単細胞→多細胞→虫→両生類→恐竜→類人猿だもんなあ。ジュリアン・ムーアがこけるたびに痛々しくって見てられなかった。主人公は三流大学の先生。当然だけどアメリカにも三流大学ってあるんだなあ。(03/6/1)

ペイ・フォワード 可能の王国 
正義感が仇となる話。ダメじゃん、これじゃ。作り手自身が、この話の肝となるアイデアを信じてないように見えるよ。単に、安易に泣かせたかっただけなんじゃないかと。(03/5/19)

ワイルド・スピード ☆☆
ニトロでドン、という話。ヴィン・ディーゼルの映画って評判いいんだけど、ピッチ・ブラック以外はどうもピンと来ないなあ(03/5/15)

ポワゾン ☆☆★
毒食わば皿まで、と言う話。なんか最後の二分間で話がハチャメチャになった気分がするんですけど。アンジェリーナ・ジョリーの体に貪りつくバンちゃんの俯瞰ショットを見てヨメサンいわく「ゴラムみたい」(03/5/6)

ムーラン・ルージュ ☆☆☆☆
愛とお金と芸術の話。悪趣味なオープニングを乗り越えた後は、とても面白かった。同じ「人生はショーだ」という主題にしても、「シカゴ」とは大違いな事だ(03/5/3)

天国に一番近い島 ☆☆
かわいい子には旅をさせよ、という話。時かけの勢いで見たが、恥ずかしさに悶絶した(03/4/26)

時をかける少女 ☆☆☆☆☆
原田知世版。大人になる事の残酷の話。私は、年に一度くらいこの映画を見返して、自分の感受性にフタをしている生活を反省するべきかもしれない(03/4/24)

キャッツ&ドッグス 
はるか昔から人類の知らないところで悪の勢力と善の勢力が死闘を繰り広げていた、、と言う話。これをイヌとネコでやるってんだからいや増す期待だが、フタを開ければトホホ。どうでもいいが、人類の半分を占めるネコ好きを敵に回しちゃあいかんでしょう。それにしても、ジェフ・ゴールドブラムもマッドサイエンティストを演り続けるが、どういうポリシーなのかしらん(03/4/19)

恋する遺伝子 ☆☆☆☆★
T内久美子的アプローチは人の理解には無力である、という話。つまり進化心理学なんてダメダメじゃんという話だな。品のよいストーリー、軽快なテンポ、完璧な配役、なおかつ小品と、ハリウッド映画ファンをやっててよかったという作品。アシュレイジャドちゃんのコメディ演技が様になっていた。なかなかに多芸だ。そもそも手足の長い美人がドタバタやるのは見てて楽しいな。それにしても、ジャドちゃんの役名がジェーン・グドールなのには面食らったが、あっという間に劇中で言及されたのはおかしかった(03/4/7)

チアーズ! ☆☆☆☆
意志でもって迷信を克服する話。あっけらかんとした若さのある一面を非常に楽しく描いていて好感度大。キルスティンダンストもほどよい品の無さが良い感じであることだ。(03/2/20)

ガラスの脳 
とってもかわいい後藤理沙タンの話、だと思ってやる気満々で見てみたら、ジャニーズJrの誰かが主役のアイドル映画だった。後藤理沙ちゃんが出てくるのは全編の半分ほどで、しかもぜんぜんかわいく撮れてないでやんの。がっかり。しかし、この話は怪談と言うか奇譚の類だと思うけど(だから監督が中田秀夫なんでしょ?)、そういう題材って観客は突き放した立場で見てはじめて面白がれるわけだ。つまり、はなっからアイドル映画にはふさわしくなかったってことだな(03/1/28)

メメント ☆☆☆
記憶の断片と自分の物語についての話。こんな風に言えばかっこいいかもしれんが、単なるボケ老人の話と変わらんと言ってしまえば身もふたもない。いやあ、私なんて若い頃は鉄壁の記憶力を誇っていたものだが、最近は気合いを入れないと物事が覚えられなくなってきて。こないだも会議すっぽかしたり。(03/1/19)

ドリブン 
引退寸前のロートルが彗星のごとく現われた新星をチャンピオンにつけるべく教え導く話。なんだい「さよならゲーム」と同じじゃないか。レニー・ハーリン節全開で、頭くらくらしちゃった。いや、悪い意味で。(02/12/1)

救命艇 ☆☆☆☆
高慢ちき女が虚飾を一つ一つ捨てていく話。トリュフォーのヒッチ本に書いてあるとおりだった。スカパではヒッチ映画をよくやっているのだが、見た事のない作品ははじめて。(02/11/17)

死びとの恋わずらい ☆☆☆
開巻15分ほどでネタがわれちゃうので、仕方がないからとってもかわいい後藤理沙タンを堪能する話。もう目が釘付けになるんだけど、松田龍平が出てくると、そのキショさについつい目を背けたくなる。二人が同じ画面に出てきたときは、見据えていいんだか向こうを向いたほうがいいんだか。美少女、懐かしい町並み、死者との関係、ファンタスティックと大林映画的口当たりが若干あり。(02/11/15)

テイラー・オブ・パナマ ☆☆☆☆
暖かな土地に住んでいる人は適当でいいかげんで嘘もつき放題なので、寒い土地に住む人はころっとだまされてひどい目にあう、という話。ジェフリー・ラッシュがうますぎる。感心した。(02/11/9)

誘拐犯 ☆★
妊婦をはさんで悪人たちが右往左往する話。お話が複雑なのはいいんだが、その説明の仕方がとってもわかりにくくって、大混乱した。ジェームズ・カーンが敵の親分じゃないのかよっ!と最初思ったけど、ああ落とすのなら理解できる。(02/11/8)

ベティ・サイズモア ☆☆☆☆
柔軟な保守主義者が柄にもなく、ほ、となって失敗する話。いやあ、おいらにはモーガン・フリーマンの話に見えたんですってば。可笑しいシーンはいっぱいあるけど、コメディというわけではないし、殺し屋は出てきてもサスペンスじゃないし、もちろんラブストーリーでもない。なんなんだろうなあ。御伽噺ってところかなあ。クリス・ロックはちょっとうるさくないか?(02/10/27)

沈黙のテロリスト 
爆弾は簡単に解体できる、という話。トム・サイズモア、スティーブン・セガール、デニス・ホッパーとなにげにキャストは豪華なんだが。。今回一番ハラハラしたのが、爆弾が爆発するや否やっていうクライマックス極まれリというところで、セガールが演説を始めそうになったとき。どうなってしまうんだっ!と思ったが、すぐに演説をやめたので、しおしお。しかしまあ、ハリウッド娯楽映画の悪い見本のような作品だった。(02/10/23)

マレーナ ☆☆
ぼんくら少年青い春を見るの話。主人公が、映画の一シーンに見立てて自分とモニカ・ベルッチのあんなことこんなことを夢想するだけで、直接のコンタクトがほとんどないっていうのがなんともかんとも。どうもこの監督のセンチメンタル指向は肌に合わん。(02/10/6)

デスペラード ☆☆☆
ギターを抱いた渡り鳥の話。やっぱコメディとして見るべきなんだろうなあ。でも、バンちゃんズッコケのシーンはない。(02/9/21)

天使がくれた時間 ☆☆
ニコラス・ケイジがスクルージをやる話。でも、単に隣の柿が赤く見えただけの話のような気もするが。なんか、ファンタジー部分がウソ臭くってちょっと辟易しちゃうんだけど、それって野暮なの?私が野暮なの?(02/9/15)

11'09”01 セプテンバー11 
私が作れば、、北白川の雀荘でオバチャンが見ていたテレビにニュース速報で「世界貿易センタービルに航空機が激突」って出て、「まさか南港じゃないよねえ」「あれでしょ、キングコングが登った」「それってエンパイアステートビルやん」「いや、ラウレンティス版の方」「あ、それロン」「げげーっ!!」となる話。冗談はともかく、その後阪急河原町に急ぐタクシーの中で、テロだと知って仰天したんだっけ。最初のエピソードを見ていないということと、そもそもこの作品はこのページにあるあまたの作品とは全く質が違うものだから、星はつけない。(02/9/11)

アート・オブ・ウォー ☆☆
ウェズリーちゃんが陰謀に巻き込まれて右往左往する話。いやー、お話がよくわかんなくって、ついついうとうとしちゃってさあ、ますますわかんないでやんの。でも、普通の娯楽映画なら、筋なんてわかんなくても面白いんだから、きっとこの評価は妥当に違いない。マイケル・ビーンが老けた。(02/9/1)

あの子を探して ☆☆☆☆★
生きる事、学ぶ事のほんとうの話。この映画のリアルさは痛いくらいだ。先生の話だったり、町と田舎の関係話だったりと「初恋のきた道」と共通する事多し。(02/8/31)

ホーンティング ☆★
心に傷を負ったおばさんが自分の居場所を見つける話。しかして、その実態はデジタルお化け屋敷。ヤンデボンの作る映画だから、見せ物映画なのはしようがないね。(02/8/18)

ジュエルに気をつけろ! ☆☆
男は美女に勝手な幻想を描くもの、という話。リブ・タイラーって全然夢の女に見えないけど、どうせ勝手な幻想だから、まあいいか。お話は良くできているような気がするが、演出のテンポが悪くコメディになっていない。豪華キャストなのにもったいない。(02/8/17)

ゴンゾ宇宙へ帰る ☆☆☆
マペット版フィールド・オブ・ドリームス&ET&未知との遭遇の話。子供向けの映画だし、気楽に見てればよろし。大人はレイ・リオッタはじめとするスターのカメオ出演を楽しむべし(02/7/21)

プルーフ・オブ・ライフ 
鬼のいぬ間に命の洗濯、の話。どうみたって不貞妻じゃないか。メグライアンの演技がラブコメ風だったんですけど、何をどう勘違いしたのやら。ひょっとして、心的状態の現れ?(02/7/21)

悪いことしましョ! ☆☆☆
スタンリー・ドーネン版。世界が二分法で語れた時代の7つの願い話ということが、ハロルド・ライミス版と比べるとわかる。いかにも60年代映画で、嬉しいのやら気恥ずかしいのやら。ハエのエピソードが好きだな。(02/7/20)

悪いことしましョ! ☆☆☆☆
ハロルド・ライミス版。他力本願では幸せはつかめんよ、と言う7つの願い話。エリザベス・ハーレーのコスプレ(含む巨大エリザベス・ハーレー)を楽しむ話でもある。世間的な評判はあんまり良くなかったような記憶があるが、見てみたら面白かった。ハリウッド娯楽作としては、良品だ。古い革袋に古い酒っぽいとも言えるが、それはリメイクだから。(02/7/20)

ザ・コンテンダー ☆☆☆
国の利益よりも自分の理念の方が大事だという人間を副大統領にしてしまう話。いや、その価値判断にはあっしも賛成だが、そんな人物に核ミサイルのボタンを与えるのか?ってこと。政治サスペンス調の前半は調子が良くて面白いんだが、実は全く不必要な騒ぎだったというオチには口があんぐり。この話は女性差別と全然関係ないと思うぞ。それはともかく、ジェフ・ブリッジスに、おいしいところをすべてかっさらわれたなあ。(02/7/7)

ザ・グリード ☆☆☆
ダイハードのつもりで行ってみたらポセイドンアドベンチャー2でエイリアン2だった、という話。スティーブンソマーズの演出は特に前半パワフルで、なるほどこれがハムナプトラに繋がるのねと納得。ファムケヤンセンが出ているが、今と顔が違っているような気がする。(02/6/23)

ふたりの男とひとりの女 ☆☆☆
二重人格版・旅は道連れ世は情け、という話。ファレリー兄弟のスウィートな面は、お下品ギャグがあってこそ引き立つのだなあ。(02/6/21)

17歳のカルテ ☆☆☆☆★
どんな場所にも人生はある、という話。ウィノナ・ライダーくらいの心の状態なら、誰だって一度や二度は陥るものだと思っていたが、それって危なかったって事なの?この監督の作る映画には独特の雰囲気がある。(02/6/15)

レッド・プラネット ☆☆
火星でも肉欲、という話。これもアルマゲドンのように、人類の命運を賭けたミッションの癖にアホなクルーぞろいでしおしお。なんでこんな脚本になるかなあ。そもそも、この話は人類の命運がかかっている必要全く無し。(02/5/18)

ザ・セル ☆☆
技術の進歩で表現に制約が無くなったのはいいが、一緒に節操までなくしてしまったという話。表現にしか興味の無い映画を評するのに、内容を語ってもしょうがあるまい。クライマックス、癒しのイメージであるところのジェニファーロペスの内面世界が、まるで紅白歌合戦のセットのようでしおしお。小林幸子が出てきて歌うのかと思った。(02/5/11)

トレマーズ ☆☆☆☆
ケビンベーコン主演のオオミミズの話。ワイルドシングスを観ていたうちのヨメサンは、そう聞いて「また、ケビン君は出したのか?」と言ったが、そうではない。西部劇とジョーズとコメディ。B級魂炸裂。(02/5/4)

ピンクパンサー2 ☆☆☆★
ダイヤモンドの瑕の話、なんて設定誰が今どき覚えているだろうか?これも、大昔に観ていたのだが、やっぱり今観ても笑える。でも、クリストファープラマーは少し野卑すぎて、卿って感じじゃないなあ。(02/5/3)

バーディ ☆☆☆☆★
自由と誇りと孤独の話。いや、高校生の時に一度見ているんだが、改めて観て、やっぱり感動したので特に記す。想うところ多し。(02/5/2)

60セカンズ ☆★
犬が車のキーを食べる話。いや、これくらいしかつっこみどころがない。話は散漫、アンジェリーナジョリーは存在価値無し、車の蘊蓄がうざったいといいところなし。(02/4/20)

あの頃ペニー・レインと ☆☆☆☆
聖なる娼婦幻想の話。いや、いい映画なんだけどね。しかし、これを見るとバニラスカイを非難する人の気持ちが少しわかる。全般に陶酔的だ。センスの良い邦題をつける人がいまだにいる事に安心。DVD観賞。(02/3/11)

GO!GO! ガジェット ☆☆☆★
サイボーグ警官に改造されたマシューブロデリックが、人間とは何かについて思い悩む話、、ではない。エンドタイトルのジョーズやMr. T登場に大受けさせられた。(02/2/26)

名探偵登場 ☆☆☆
推理小説にも困ったもんだ、という話。実は、船頭多くして船山に登る話、って書こうと思ってたんだが劇中でピーターセラーズに全く同じことを言われたので苦肉の策。なにげに豪華キャストだった。(02/2/24)

完全犯罪 ☆★
美人局はしっかりしたモラルの上ではじめて成り立つ、という話。タイトルは大嘘つき。お話の真ん中を(起承転結でいうと転の部分を)オープニングに持ってきて、それから回想形式に持ち込むってのは、「ソードフィッシュ」等々で見られて、それなりに効果的なんだけど、大概の場合、結が弱いのはどういうことかねえ。(02/1/26)

オープン・ユア・アイズ ☆☆☆
スペイン女は騎乗位が好き、という話。いや、だって、ネタを割るわけにはいかんやんか。(02/1/22)

パズル 
みんなが俺をだましてるんだ!って話。オープン・ユア・アイズの路線を狙っているのだろうが、もうシッチャカメッチャカ。文句言う気にもならないひどい出来。(02/1/22)

ドグマ ☆☆☆
アラニスは偉大なり、という話。至極全うな宗教映画で、文句つけるやつがアホなのである。天使の嫉妬ってのもよくある話だが、そこまでして愛されている確認をしたいもんかねえ。(02/1/21)

四銃士 ☆☆★
ダルタニアンが銃士になった後の話。三銃士に比べて、少々重苦しい話になっている。続けて撮ったくせに。(02/1/20)

三銃士 ☆☆☆
ダルタニアンが銃士になるまでの話。リチャードレスター版。剣劇シーンが息を切らしながら、というのがよい。しかし、マイケルヨークって、どこからどう見てもサルなのに、ハンサム役者だったんだよなあ。不思議だ。(02/1/19)

ホワイトアウト 
ダイハードの稚拙なイミテーションの話。稚拙すぎてお客様にお出しするなんてとてもとても。それにしても、日本人ってのはどうしてドイツもコイツも喚くのか。きっとそれが対人関係の礎なんだなあ。ああ、やだやだ。(02/1/15)

キャリー ☆☆☆☆
性を抑圧するとロクなことにならん、という話。やっぱり古典は面白いのである。シシー・スペイシクの若い頃ってキュウリみたいだなあ。(02/1/14)

TAXi 2 ☆☆☆
「ニンジャhァーーーーーー」の話。バカ映画であった。お金を払ってみていたら頭に来ていたろうが、スカパだからまあいいや。(02/1/13)

何かいいことないか子猫チャン ☆★
60年代的性的放蕩の話。人がこれを見ることの現代的価値は全くないといえよう。あたしはピーターセラーズのファンだから別だが。(01/12/21)

ハリウッド・ミューズ ☆★
ケチとアートは両立しないという話。アルバート・ブルックスの現状についてのドキュメンタリーにも見える。シャロン・ストーンは頑張ってるんだけどねえ(01/12/16)

セックス&禅 外伝 ☆☆
中国人皆兄弟という話。いや、香港製ポルノなんだが、どうしてこんなものを見たかというと、昔おパリでこれの前作(とおぼしきもの)のポスターに接し、「これはきっとフランスの東洋人神秘観を描いているに違いない」と誤解して観てみたところ、ゴールデンハーベストのマークにのけぞりながらも映画的語り口の面白さに「さすが香港は映画の本場」と感心したことがあるからなのだが、今作はあんまりそういうところがなくってガッカリ。でも、能力を向上させるための修業や、本陣を倒すためにはまず先陣からかたづけるなど、色事も立派な道として描いているところはさすがだ(単にカンフー映画のフォーマットを使っているだけかもしれんが)(01/12/16)

発狂する唇 ☆☆
カンフーと歌謡とスプラッターとエロをまぜてカルト仕立てに(それ以外に仕立てようがあるかね?)した話。しかし、私も眠い目をこすりながら最後まで見ているんだから物好きだ。(01/12/16)

レインディア・ゲーム ☆☆★
5つのサンタの死体が必要だって言ってるのに、4つしか残さないそこつ者の話。シャーリーズ・セロンが惜しげもなく脱いでいる。そういうこともあり、あんまりフランケンハイマーっぽくない。(01/12/15)

エリン・ブロコビッチ ☆☆☆★
ハートでガッと三億ドルの話。企業側のあまりのずさんさに苦笑。ほんとかね?これ?(01/12/1)

ボーン・コレクター ☆☆☆★
二人羽織が上手な人たちの話。開巻五分でヨメサンに犯人をばらされしおしおになるものの、最後まで面白く見れたのはデンゼルワシントンが半身不随の役で熱い演技が出来なかったからに違いない。(01/11/30)

鬼教師ミセス・ティングル ☆★
生徒の心の裏の裏まで知り尽くしているよい先生がアホな生徒の逆恨みを買って転落する話。にしか見えない。モラルに劣るキャラクターを主人公にしてはサスペンスは生まれない。ラストサマーの時も思ったが、ケビンウィリアムソンってネジ壊れてるんじゃないの?(01/11/19)

マン・オン・ザ・ムーン ☆☆☆
調子に乗りすぎた人の話。やってることは出たころのタモリとかめちゃイケみたいなものだと思えばよい。そのうちタモリも死んで伝記映画が作られるのだろうか。それからラストの意味がよくわからなかった。(01/10/27)

エニイ・ギブン・サンデー ☆☆☆
色々あっても、日曜日には団結して勝つのだ。来週は知らんけど。という話。正攻法というか、お約束の展開でどうしたオリバーストーン。画面にも出てきてどうしたオリバーストーン。過剰な演出は、やっぱりオリバーストーン。マシューモディンの影が薄かった。(01/10/23)

アンドリューNDR114 ☆☆☆★
生きることは死ぬことなり、という話。結局、セックスしたかったのね、と言う話でもある。後半ロビンウィリアムスが素で出てきてからはお話的に失速するものの、これがあればA.I.はいらない。どうでもいいが、アンドリューの背負うバックパックはBOBLEBEEだった。これで二度目だ。(01/10/21)

ルール ☆☆★
耳まで口が裂けた女性に「私きれい?」と本当に質問されたらいやだなあ、という話。よい評判を聞いた記憶があるので見てみたのだが、普通だった。オチにもひねりがあるわけじゃなし。(01/10/20)

ナチュラル・ボーン・キラーズ ☆☆★
テレビなんてだーいっ嫌いだって言うための話。言いたいことはよくわかるが、表現があまりに過剰で伝わるものも伝わらない。っていうか、作り手も混乱してるんじゃないの?(01/10/19)

スリー・キングス ☆☆☆
前半は、なぜアメリカがテロに狙われるかを教えてくれる話。後半は、でもアメリカってやっぱり良心の国なんだもんねー、という話。煮えきらんのう。ひねってあってまあまあ面白い。(01/10/14)

漂流教室 ☆☆★
大林風悪夢の話。残されたものの心の整理の話でもあって極めて大林映画であり、このような映画を作る人はそうそういないという意味で星四つ半位をつけてもいいのだが、素直に考えてこれは星半個でももったいないでしょうから、中を取って二つ半。(01/10/11)

ウエストワールド ☆★
ロボットのジュラシックパークの話。っていうか、ジュラシックパークが恐竜のウエストワールドなんだけど。昔どこかで見ていたような気がしていたが、見てみたらどうも初見のようだ。演出の古くささは置いておくとしても、前半のあまりの能天気さには苦笑。昔の映画だからねえ。(01/10/9)

ザ・ビーチ ☆☆☆
楽園で精神に変調を来す話。生態学者向けには、理想自由分布が達成されるプロセスの話だとも言える。頭の中でディカプリオをユアン・マグレガーに置き換えながら見ると、少しは理解も進むが、そんな負荷がかかる映画鑑賞はごめんこうむりたい。(01/10/6)

完全なる飼育 ☆☆
誘拐犯と情を交わす話。小島聖バージョン。サービスショット満載だが、いかんせん全うな感覚を破壊されたジジイ達が作った映画で軽い吐き気を覚えた。星二つ分はすべて小島聖の体当たりヌードへのもの。(01/10/3)

氷の接吻 ☆☆☆☆
ストーカー行為で癒される話。何が言いたいんだかよくわからない映画だったが、心の中がカラッポの主人公が、心の傷のことばっかり考えているくせに、それとはあまり関係のない行動をとり続ける話は私のツボ。(01/9/25)

8mm ☆☆☆
殺人フィルムの謎を追う私立探偵の話。妻につく嘘についての話でもある。ジョエルシューマッカーは変態のくせに、アメリカ的単純さも持ちあわせている。奇妙だ。(01/9/17)

Uターン ☆☆☆★
ショーンペンが田舎町で様々な不条理なトラブルに巻き込まれる話。アリゾナには二度と足を踏み入れたくなくなる(一度も行ったことないけどさ)。DVDで観たのでこのページの趣旨に反するのだがテレビ観賞なんだからいいじゃないか。オリバーストーンは、こういう政治性の低い小品を作らせるのが一番。(01/9/13)

時計じかけのオレンジ ☆☆★
やっぱ人間暴力とセックスでしょう、という話。A.I.に至るまでオブセッションを描き続けてきたキューブリックだが、この作品はその要素が薄い。話にノレないのはそのためか?(01/9/5)

ロリータ ☆☆☆☆★
言わずとしれたロリータコンプレックスの話。やはりピーターセラーズを語らねばなるまい。あのダンスシーンの素晴らしいことよ。うちの嫁曰くジェームズメイスンは1000ニコールほどだそうだが、どうしてどうして。(01/9/4)

グリーンマイル ☆☆☆☆
愛と奇跡とネズミの話。お話として非常に面白いが、それはひとえにスティーブンキングが偉い。(01/9/1)

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ ☆☆☆☆
バクチに負けて金を作るためにすったもんだ及びもろもろの話。よくできた落語を聞いているようであった。頭でわかる面白さ。(01/8/31)

脱出 ☆☆
川下りに興じる毛唐風傲慢オヤジ4人がなんだかよくわからないけどトラブルに巻き込まれて心に傷を負う話。ジョンブアマンの映画っていつもどこかネジのしまりがおかしくって何が言いたいのかわからないんだよな。(01/8/20)

遠い空の向こうに ☆☆☆☆★
ロケットを造って父親と心を通わせる話。良い映画だった。最後に出てくる実物とおぼしき8ミリ映像にやられた。ジョージョンストンはやはり家族の関係を描きたい人のようだ。(01/8/19)

ヴァージン・スーサイズ ☆★
あたしたちは、乙女よ。乙女は夢を見ているから向こうの世界に旅立つのよ、って言う話。アホか。(01/8/17)

アメリカン・ヒストリーX ☆☆☆☆
白人至上主義の極右の青年が刑務所で白人にひどい目に遭わされ黒人の友達に助けられたもんで改心する話。登っていたはしごを外されると辛いという話でもある。最近の映画にしては珍しく、暴力に対してこうあるべしという主張を真面目に行っており好感度大。少し意外だった(01/8/13)

I Love ペッカー ☆☆★
写真を撮っていたらバカウケしちゃったけど、やっぱりボルチモアがいいや、っていう話。ストーリーをかいつまんでもしようがないか。実は、あっしも最近一眼レフを買ってカメラ小僧。少し気持ちがわかったりするので、星一個アップ(01/7/23)

ディープ・ブルー ☆☆☆
サメを使ったエイリアンの話。レニーハーリンの下品さは相変わらず。わざわざ登場人物に見せ場を作っておいてからサメに襲わせるし、死ぬときだってわざわざ即物的に描いているし。 ちっとも成長しないね。(01/7/22)

アンナと王様 ☆☆★
歌のない「王様と私」の話。西洋人の傲慢さは西洋では娯楽になるのだなあ。しかし、そんな簡単に危機が回避できるものかね。(01/7/21)

13ウォーリアーズ ☆☆☆
アラブの詩人がバイキングの争いに巻き込まれて七人の侍する話。異文化の接触ということで、最初は言葉も何もわからなかったバンちゃんが、周囲の発する声を聞いているうちに言語を習得する過程の描写(分けのわからない言葉の中に時々英語!が混じり始める)が面白かった。それ以外は一応最後まで見ていられる水準。キャラクターがたくさんいて分離不十分。(01/7/15)

ベリー・バッド・ウェディング 完全版 ☆★
キャメロンディアスに親友を奪われる(おそらくホモという設定の)クリスチャンスレーターが、結婚式の前のちょっとしたアクシデントをきっかけに、一踏ん張りして親友との絆を再構築しようとする話。方便として死体がごろごろ。こういう話はブラックコメディにしなきゃいけないんだけど、単なる悪趣味に終わっていて笑えない。ヨメサン曰く、スカパで放送しているのは劇場公開版とラストが違うそうだ。(01/7/12)

アッシャー家の惨劇 ☆☆★
呪われた古い屋敷がその住人を飲み込んで沼に沈んでいく話。古典中の古典だからあまり文句はつけないが、ラストのスペクタクルは台無しだと思うぞ。(01/7/8)

ノイズ ☆☆★
ヴァイラスの設定をローズマリーの赤ちゃん風に仕立てた話。本当はラストでぞぞぞってなるべきだろうに、ジョニーデップの究極の目的がよくわからないので、ラストは空振ってしまっている(01/7/8)

13F ☆☆★
殺人事件の謎を解くためにバーチャルリアリティーの中に入っていく話。なんだ、これって某国産ホラー小説三部作のオチと一緒やん。(01/7/7)

クルーエル・インテンションズ ☆★
金持ちのバカ高校生が人の気持ちをもてあそぶゲームをする話。「危険な関係」のハイスクール版。限りなく学芸会レベルに近いアイドル映画。見ていてとても不快だった(01/7/6)

血を吸うカメラ ☆☆☆
女性が死ぬ瞬間の恐怖を映像に収めることに情熱を燃やす青年の話。タイトルから想像されるようなオカルトではない。昔の映画なので刺激を求める向きには勧めない。(01/7/3)

ラストサマー2 ☆★
「去年の夏、お前ら何してたかやっぱり知ってるでぇ」という映画。前作はそれでも心理ドラマの側面があったものだが、今作は完全なスプラッター。殺すために殺すフィッシャーマン。古くさい。(01/6/26)

ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン ☆★
HALもどきがユニバーサル・ソルジャーの軍隊を引きいて反乱。元ユニソルのヴァン・ダムはこれを阻止できるか!という話。ヴァン・ダム物ということを割り引いてもかなり悪い出来。84分と短いことだけが救い(01/6/24)

パルプ・フィクション ☆☆☆★
トラボルタとサミュエルLジャクソン(殺し屋)とティムロス(強盗)とブルースウィリス(ボクサー)があっちで交錯こっちで交錯する話。何を隠そう私はタランティーノ初体験なのだ。傍観者的に楽しむのが正解だとわかった(01/6/22)

アイアン・ジャイアント ☆☆☆
アメリカ版の巨神兵とガキが仲よくなる話。素朴である。子供に見せればよかろう(01/6/17)

シンプル・プラン ☆☆☆★
あんまり欲こいちゃいけませんと言う話。マーフィーの法則話でもある。女の強欲に振り回されるとロクなことにならないという話でさえある。しかし、登場人物みんなバカなので、見ていて今一つノレない。途中10分ほど電波状態が悪くて見ることが出来なかった。(01/6/11)

狂っちゃいないぜ! ☆★
航空管制官を主役にした「アマデウス」。登場人物たちの行動が理解不能なので、見ているほうとしては失笑するばかり。ビリーボブソーントンってそんなに魅力的か?(01/6/3)

ユージュアル・サスペクツ ☆☆☆
カイザーソゼは何者か?という映画。ブライアンシンガーはミスディレクションの何たるかをわかっていない。(01/6/2)

将軍の娘 エリザベス・キャンベル ☆☆★
将軍の娘のレイプ殺人の背後にはもっと大きなスキャンダルが。レイプより悪いものってなんだ?ってのがテーマだったんだけど、まあ、そんなものだわな。組織と個人の葛藤話だが、トラボルタにその葛藤を演じさせるのは酷だったか。演出はもっさり、マデリンストーの役は意味なし。(01/5/27)

6デイズ/7ナイツ ☆☆
アンヘシュとハリソン君の無人島冒険記。トムハンクス@キャストアウェイに見せてあげたい。アイバンライトマンがこんなぬるい映画を撮るだけで生きていけるのも、笑いのレベルが低いアメリカだからこそと知れ。(01/5/25)

生きるべきか死ぬべきか ☆☆☆★
ナチス占領下のワルシャワ。三流劇団の面々はレジスタンスの秘密がナチの手に渡るのを防ぐことができるか?という「メルブルックスの大脱走」のオリジナルにあたるコメディ。周到にシチュエーションを展開させるなかで、観客にオチを十分理解させ、さあ来るぞ来るぞやっぱり来た!わははは、と笑わせる映画。ヒッチコックのサスペンスと同じだなあ。(01/5/23)

恋する惑星 
こんな映画をお金払ってまでありがたがって見に行く連中の気が知れない。典型的なお気取りさん映画。スカパで見るにはタダだからいいんだけど。(01/5/22)

白い刻印 ☆☆☆
暴力的な父親に育てられた人間はやっぱり暴力的になるという話。劇中でもウィレムディフォーが語っていたが、あまりにもありふれた話なのでイヤになる。虫歯は早めに治療したほうがいいという話でもある。(01/5/20)

トゥルー・クライム ☆☆☆★
死刑執行囚の無罪の証拠を、執行半日前に偶然つかんだダメ記者。彼はボスの妻との不倫がばれて職も家庭も失いかけの境遇だが、意地でも死刑囚の無実だけは証明しようとする。ストーリーだけ見ればグリシャム風だが、中身はイーストウッド印炸裂。ねじれたユーモアと一癖あるキャラクターが集まっている。こういう作品を見ると、映画の良さはストーリーだけじゃ決まらないなあと思うわけね。主題歌はダイアナクレールのWhy should I care?なんだけど、東森氏が作詞していた。驚。(01/5/13)

バニラ・フォグ 
ヌルイ映画だわ。「お前ら、色恋のことしか頭にないんかいな」。アリーmyラブを見ているようだ。サラミシェルゲラーに比べて相手役の男優が魅力がなくってバランス悪し。クライマックスでだらだらと回想シーンを挿入するベタな演出はあかんでしょう。(01/5/12)

ビッグ・ヒット ☆☆☆★
軽いアクションコメディ。シリアスな状況でもとぼけたユーモア(ストレス性の胃痛に悩まされる暗殺者なんて、これまでいたか?)で押し通していて見ていて楽しい。ルーダイヤモンドフィリップスが出色の出来。ヒロインの女の子の足が素敵。

アイズ・ワイド・シャット ☆☆
小市民はつつましく生きなさいという映画。我が家で女性の非論理的な物言いを測定する単位として「ニコール」が導入される契機になった作品。「この女の子、足がきれいだなあ」「あんた、そうやって足のきれいな娘と浮気するんだわ。そうに違いない。キー」「今のは0.3ニコールくらいだな」

誘う女 ☆☆☆★
ピリピリと効いている映画。お天気お姉さんニコールキッドマンが人の良い夫であるマットディロンを殺した顛末を、関係者の証言と現実のシーンとを絡めながら構築していく映画。女性の上昇志向は揶揄されるねえ

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ! ☆☆☆☆★
傑作。ビバリーヒルズ青春白書とウオレスとグルミットとの混同を狙った安い日本語タイトルにだまされてはいけない。本邦ではビデオ公開しかされていないが、実はアカデミー賞にノミネートされたりと評判高し。実際、非常に良い映画。リースウィザースプーン演じる優等生ギャル(怪演!)が高校の生徒会長選挙に立候補。彼女の上昇志向を苦々しく思う生徒会担当の先生(マシューブロデリック)は対立候補の擁立を画策し、無風のはずの選挙が一転大騒動に。登場人物の思惑の微妙なずれがプロットを転がしていくところが、うまく出来ている。で、最後には人生について考えさせられたりして。見るべし。

ヴァイラス ☆☆☆
なんか、電磁波生物がロシアの宇宙ステーションからスパイ船に乗り移って、たまたまその船に乗り込んでしまったジェミーリーカーティスと大立ち回り。ドナルドサザーランドがアホな役を楽しそうにやっている。

ゴッドandモンスター ☆☆☆☆★
フランケンシュタイン映画の監督ジェームズホエールの晩年を描く映画。ホモである監督(イアンマッケラン)が屈強な庭師(ブレンダンフレイザー)に抱く複雑な想いに過去の戦友に対する想いが重なる。静かな映画だが、すんばらしい演技で、ラストシーンのブレンダンフレイザーのセリフには、ただ感動。素晴らしい。

ゴールデンボーイ ☆☆★
イアンマッケラン演じる隠れナチスを発見したアメリカの少年は、最初は彼を脅かすものの、次第に立場は逆転し、イアンマッケランに精神的に支配されるようになっていく。なんか、演出にもたつきがあって、プロットを聞いて想像するより平板な印象の作品。惜しいね。

プライベートライアン ☆☆☆★
だからどうしたんだ?って感じ。

知らなすぎた男 ☆☆☆☆
ビルマーレイ。ああ、ビルマーレイ、ビルマーレイ。何も知らないアメリカ人ビデオ店員が、イギリスで国際的陰謀を何も知らないまま食い止める話。とぼけさせればビルマーレイということで、これ以上の適役はあるまい。ちなみに、原題はThe man who knew too little

ディープインパクト ☆☆
退屈して途中で寝ちゃったしなあ。リーリーがかわいかったなあ、くらい?

ウォーターボーイ ☆☆☆☆
こういうおバカコメディ好きなんだよなあ。肝っ玉かあちゃんキャシーベイツに頭の上がらないフットボールの給水係のアダムサンドラーが、怒ると猛烈な突進力を発揮することを見いだされてアメフトのスター選手に。さあ、チームは優勝できるのか?という話。フロリダ沼沢地の貧しい白人=ワニを食っているというアメリカの常識を学ぶことができる(ウソ)

エンド・オブ・デイズ 
うーむ。ゴールデンラズベリー賞もむべなるかな。派手な絵作りではあるんだけどねえ。

カラー・オブ・ハート ☆☆☆
清く正しいテレビの世界に入ってしまった兄妹(トビーマグワイアとリースウィザースプーン)の話。白黒だったテレビの世界は異分子の侵入によって、喜びと苦しみを知るようになり、色づきはじめる。残念ながら、あっしには、このテーマは鼻につきました。これを劇場で観なかったのは、「ブレイド」と秤にかけたからだったんだけど、その選択は正しかったのだ。

ザ・プレイヤー ☆☆☆★
映画業界の裏話を描いたお話。数多のスターが自分の役で登場するので、見ているほうは大忙し。小さなテレビ画面での確認は大変であった。といって、劇場で観るべきほどに傑作だというわけでもない。ティムロビンスは異様に背が高いなあ。

トレインスポッティング ☆☆★
ジャンキーの話。この作品は付随するファッションを同時に消費することで、なんとか価値を見いだすことのできる映画だということが、テレビで観ることでわかる。簡単に言うと、ブームになったからあんなにヒットしたんでしょ?てこと。

ブルワース ☆☆☆☆
大統領予備選の泡沫候補がやけくそになってラップで過激なことを言い出したら大人気になって、あれよあれよと予備選に勝ち上がる話。どこかの国でも似たようなことが。。。奇妙な味わいの映画だが、ウォーレンビューティーの政治的な真面目さが伺われてよい。あの「レッズ」も真面目だったんだなあ、と再確認。

ブロークダウン・パレス ☆★
結局何が言いたいんだか良くわからん映画。アメリカの能天気女子高生がタイにいって麻薬密輸容疑で捕まって云々かんぬん。登場人物に感情移入できるわけでもないし、不当な司法制度に怒りを覚えるわけにもいかん。なんだこりゃ?

イン&アウト ☆☆☆★
売れっ子俳優がホモ役でアカデミー賞を受賞。そのスピーチで「受賞はホモであるところの高校の先生のおかげです」とやったもんで、結婚を目前にしていた先生(ケビンクライン)大迷惑と言う話。トムセレックとのキスシーンまである作品で、ケビンクラインなら無難にこなせるってのは容易に想像がつくが、それ以上の驚きにかける作品。食い足らなさが残る。

π ☆☆★
監督の才気と言われるとわからんでもないがなあ。

スポーン 
くだらねえ。下品だ。タダで見てるのに、頭に来るのはすげえことっす。数あるアメコミの映画化の中で、間違いなく最低であることよ。マーティンシーンまで出てるのになあ。

ダークシティ ☆☆☆★
プロットは詳しくは書けんが、ハードボイルドタッチなSF話。念ですよ、念、というところでマトリックスにも通じる。ジェニファーコネリーが出ているが、ふけたなあ。

スピーシーズ2 ☆☆★
まさか二作目ができるとは思わなかったが、期待に違わぬ出来であった。まあ、でも、お茶の間で笑いながら見ている分にはそれほど文句もない。霊媒師も今回は出てこないし。

ブッチャー・ボーイ ☆☆☆☆★
なぜこれを劇場公開しない?主人公はアイルランドの貧しい家庭の子供(これがブタのような憎々しい顔なんだ)。父は飲んだくれ、母は心を病んでいるけれど、心の友とやんちゃに暮らしている。それが、高慢ちきザーマス夫人のおかげで、主人公の世界は狂っていく。辛い話であるが、ニールジョーダンはことさらに悲惨さを強調するのではなく、ブラックな味付けを施すことによってうまく主人公の視点に観客を誘導。狂った少年を切ない存在として描くことに見事に成功している。傑作。

ラン・ローラ・ラン ☆☆
ほとんど絶縁状態になっている赤毛の娘がアホなチンピラを助けるために大金よこせっていきなりやって来ても、どこの親が歓迎するものかね。なんか、一つ一つのエピソードの描き方もあざといしなあ。はっきり言おう。つまんねえ。ところで、ローラがスーパー超能力者であるということが何度も示唆されていたような気がしたが、誰も指摘しないねえ。


なんせ無料で見ている気分なので、星の付け方なんかはかなり甘め。しかも視聴環境はあまりよくないので(他の事しながらだったりするものね)、大事なところを見逃しているやもしれぬ。そんなもんだと思って話半分に聞いておいて下さい。



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