義経は樺太に渡って、、、

北海道に行ってきたんです。と、いうのも学会でした。こう、研究者の役得といえば学会と称して毎年いろんな場所にいけることなんですが、今年は人もうらやむ札幌は北大での生態学会でした。北大といえば、生物学者の間ではあの「動物のお医者さん」の舞台ということで有名です。僕も御多分に洩れず、カラスを見れば「はっ!ジンギスカンを守らねば」とか、まだ雪深いキャンパスの除雪された道を行くうちに「この雪原の中に分け入れば遭難してしまう」とか、考えていたものです
当初の目論見ではメインイベントはスキーだったのです。だからってんで、フェリーに車積んでスキーも積んで、えっちらおっちら敦賀から出発しました。昔と違って、30ノットの高速船でいまでは20時間で小樽までつくのだから便利なものです。退屈な船上では大マージャン大会のつもりだったのに、新造高速船にはマージャンルームがなかったという大ショックにもめげず、ヘールボップを観測し、大卓球大会で居並ぶ若いもんをこてんぱんにしたものです。
北海道といえば、海の幸、ラーメン、ビール、ジャガイモなどなどとにかく食べ物のことしか思い浮かべない僕ですが(ウソです。スキーも思い浮かべます)、いやまあ、今回食った食った。とにかく、北大はお友達の大河原君(金沢大助手)の出身校ということで、彼にいろんなところを案内してもらったです。夜にいった北大生御用達の居酒屋は最高でした。タコの空揚げ、ざんぎ、しめサバ、美味しゅうございました。ラーメンは2軒回りましたが、イマイチでした。
まあ、しかし、今回のメインイベントはなんといってもサッポロビール園でのジンギスカン食い放題でしょう。広い広い店内にジョッキを20も抱えたお兄さん達がうろうろしていまして、隙あらばジョッキを換えてくれるという、わんこビール状態の中、研究室の若いもんにくわえて、奈良女と北大のお嬢さん達というメンバーで、わたくし三十路を目前にして気分はすっかり合コンでした。最近ストレスが多いもんで久しぶりになんもかんがえんと盛り上がってしまいました。二次会にも繰り出し、深夜にはヘロヘロでした
学会自体もなかなか有益だったので満足の行く一週間でした。めでたしめでたし。こういう幸せな旅だと旅日記も散漫になってしまうのは御愛嬌ですね。
学会が終わってニセコにスキーに行ったのですが、その模様についてはこちらをどうぞ


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